夫の反応に100%の満足を求めていない? たしかに、妻の話に対して反応が薄い夫は多いですね。でも私は、不満を抱く妻にも、改善してほしいと思う点があります。
もしかして、
夫との会話に100%の満足を求めていませんか? でも、他人にそれを求めてもかなわぬ願い。なぜなら、お互いに考え方も感じ方も違う人間だからです。思うとおりに満たされないのが普通。なのに100%を求めてしまうと、不満は募る一方。
自分が必死で求めてもそのかいがないから、無力感に襲われるんですね。こうなると夫の長所も見えなくなり、いいことなしです。
相手の気持ちをキャッチする感度を「共感力」といいますが、今のあなたは、共感力が不足ぎみなのかもしれませんね。
共感力が高い人は、小さな親切でも驚くほど喜びます。対して共感力が低い人は、小さな親切を「たったこれだけ?」と受け止めます。 もしかしたら、夫なりにあなたの気持ちにこたえる反応を示しているのに、あなたがそれをうまくキャッチできていないのかも。共感力が低いままだと、たとえ夫が80%こたえても、「まだ足りない」と不満を抱きつづけることになります。
望むことをストレートに伝えよう「他人に100%満足することはない」と知り、求めすぎをやめるだけで、あなたの共感力は高まります。思うほどの反応が返ってこなくても、夫なりにあなたを思う気持ちを感じられるようになるはずです。
また、家族のように近い間柄だと、不満があるときは「なんであなたは」と、相手を責めがちです。でも、それではケンカになってしまうでしょう。そうではなく、
根本にある「ちゃんと話を聞いてほしい」という自分の心情を見つめ、言葉で伝えて。してほしいことをおだやかに、率直に言われるほうが、相手も素直に耳を傾けられるもの。「そんなふうに考えていたんだ」とあなたの気持ちがわかることで、夫自身の共感力も上がります。
相乗効果で、ますます望みがかないやすくなり、あなたの気持ちもラクになりますよ。