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【藤田承紀さん直伝】かんたん『金継ぎ』のやり方|お気に入りの食器を自分で直してオンリーワンに!

2024.05.26

欠けた器の直し方

欠けてすきまができた部分を、着剤入りのパテで埋めてから、金属粉を混ぜた新うるしを塗って修復します。パテは10分ほどで固まり、時間をかけていると粘着力が弱まってしまうので注意しましょう。はみ出し部分はあとから修正できるので、手早く作業するのがコツです。


(1)合成樹脂(パテを)練る
パテは必要な分だけをカッターでスライスして使用する。灰色のところと茶色い部分があるので、同量ずつになるように手早くもんで柔らかくする。

右の画像のように2色がむらなく混ざり合い、粘土状になめらかになればOK。固まると接着力が弱まるので手早く行う。


(2)パテで欠けた部分を埋める
欠けた部分にパテをのせ、指で押しながら横にずらし、すきまを埋める。パテの上に新うるしを塗るので、補修する器の厚みよりやや薄めにのせる。

すきまに押し込めるようにしっかり埋め込むことがポイント。欠けていないところまで塗りのばして欠けを埋めて。はみ出しても次の工程で落とせるので大丈夫!


(3)まわりについたパテを落とす
10分ほどしてパテが乾燥したら、大きくはみ出した部分を削り取ってならす。

はみ出してざらついているところや、指紋がついたところは、水でぬらしたメラミンスポンジでかるくこすると取れる。


(4)金属粉と新うるし、薄め液を混ぜる
金属粉と新うるしを1:1の割合で混ぜ、うるし薄め液で溶いて〈金うるし〉を作る。ややゆるめの木工用ボンドくらいの濃度が目安。粉が多すぎるとはがれやすく、少なすぎると金色が目立たなくなるので注意。

薄め液は濃度を見ながら1~2滴ずつ入れていく。 スポイトか竹串を伝わせて少しずつ入れる。小皿は裏面の底に丸めたマスキングテープなどを使って傾斜をつけると、少ない塗料を効率よく筆につけることができる。


(5)埋めた部分に金うるしを塗る
パテで埋めた部分に金うるしを塗る。刷毛目が残らないように、金うるしを置いていくようなイメージで塗るとよい。


完全に乾いたら完成!

金うるしが乾く時間は2~3時間程度です。使用する場合は1日程度おいてください。

ごく小さい欠けは、パテで埋めずに金うるしをのせるだけでOK。
口当たりがよくなり、洗うときの指のひっかかりもなくなります!


使い終わったあとの道具は

洗い液は少量を小びんなどに移しておくと便利! ペーパーなどでかるく水分を落としてからしまって。残った洗い液は密閉して保存。小皿に残った金うるしはペーパーで拭き取って。

監修/藤田承紀 撮影/原 幹和 文/中村 円 池田なるみ

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