なんとなーく味つけして、おいしかったりイマイチだったり。そんな人にオレぺから提案したいのが、いつでも100%味つけに成功する魔法の配合! 名づけて「味つけ黄金比率」。量りやすく、覚えやすいよう、できるかぎりシンプルな配合に。試作を重ねたオレぺの自信作なんです。
なんとなーく味つけして、おいしかったりイマイチだったり。そんな人にオレぺから提案したいのが、いつでも100%味つけに成功する魔法の配合! 名づけて「味つけ黄金比率」。量りやすく、覚えやすいよう、できるかぎりシンプルな配合に。試作を重ねたオレぺの自信作なんです。今回は定番・にんにくじょうゆ味のジューシーな「鶏のから揚げ」レシピをご紹介。片栗粉と小麦粉、「粉のダブル使い」のおかげでザクッとした食感のころもに仕上がります。
たとえば、鶏のから揚げの味つけなら。


このたれって、どんな味?
おろしにんにくの香りが食欲をそそる漬けだれ。しょうゆだけでなく、塩でも塩分をたすことで、味がぼやける心配がありません。
ほかに使えるメニューは?
肉や魚のから揚げの下味として、幅広く使えます。豚薄切り肉を漬けて揚げれば、香ばしいおつまみに。あじ、さんまなどの青魚とも相性抜群。

黄金比率の鶏のから揚げ
かみしめると、にんにくじょうゆがジュワッ! 塩をひとつまみ入れることで、味がバッチリ決まります。
材料(2人分)
- 鶏もも肉(大) 1枚(約300ɡ)
- 〈にんにくしょうゆだれ〉
- にんにくのすりおろし 1/2かけ分
- しょうゆ 大さじ1
- 酒 大さじ1
- 塩 ひとつまみ
- 〈ころも〉
- 片栗粉、小麦粉 各大さじ3~4
- レモンのくし形切り 適宜
- サラダ油
作り方

肉を切り、下味に漬ける
鶏肉は余分な脂肪を取り除き、8つに切る。ボールににんにくしょうゆだれの材料を混ぜて肉を加え、手で強く20回もみ込む。そのまま室温に20分ほど 置き、味をなじませる(真夏など室温の高いときは冷蔵庫へ)。
POINT!
おく時間が10分と20分では味のなじみぐあいが格段に変わるので、ぜひ20分で! また長時間おくと堅くなるので、最長30分までに。

粉2種を混ぜてまぶす
バットにころもの片栗粉、小麦粉を入れて混ぜる(2種の粉を混ぜることで、はがれにくいころもになる)。肉の皮をのばして形を整えながら、表面全体に粉をまぶす。さらに手で握って、粉をしっかりなじませる。

フライパンで揚げはじめる
フライパンにサラダ油を高さ2cmくらいまで入れ、低めの中温(※)に熱する。肉を皮を下にして並べ入れ、そのままさわらずに30秒ほど揚げる。
※170℃。乾いた菜箸の先を底に当てると、細かい泡がシュワシュワッとまっすぐ出る程度。

返しながら揚げ、油をきる
ころもが固まって薄く色づいたら、上下を返しながら2分30秒~3分揚げる。最後に強火にし、1分30秒ほどからりと揚げて油をきる。器に盛り、レモンを添える。
(1人分475kcal、塩分1.9g)
料理/市瀬悦子 撮影/髙杉 純
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