なんとなーく味つけして、おいしかったりイマイチだったり。そんな人にオレぺから提案したいのが、いつでも100%味つけに成功する魔法の配合! 名づけて「味つけ黄金比率」。量りやすく、覚えやすいよう、できるかぎりシンプルな配合に。試作を重ねたオレぺの自信作なんです。
なんとなーく味つけして、おいしかったりイマイチだったり。そんな人にオレぺから提案したいのが、いつでも100%味つけに成功する魔法の配合! 名づけて「味つけ黄金比率」。量りやすく、覚えやすいよう、できるかぎりシンプルな配合に。試作を重ねたオレぺの自信作なんです。今回は家庭料理では定番の煮もの「肉じゃが」の味つけ黄金比率とレシピをくわしくご紹介します。フライパンで味しみしみに仕上げるコツもチェックして。
たとえば、定番煮もの
「肉じゃが」の
味つけなら。


どんな味?
王道の甘辛しょうゆ味に仕上がる煮ものつゆ。みりんと砂糖を両方加え、力強い甘みと照りを出します。使いみちが広く、必ずマスターしたいつゆ。

レシピ
肉じゃが
ほっくりと煮えたじゃがいもは、甘辛味がしみしみ。牛肉は先に炒めていったん取り出すと、パサついたり、ちぎれたりする心配なし!
材料(2~3人分)
- じゃがいも 3個(約450g)
- 牛こま切れ肉 150g
- 玉ねぎ 1/2個(約100g)
- にんじん 1/2本(約80g)
- 〈甘辛つゆ〉
- 水 1と1/2カップ
- しょうゆ 大さじ3
- みりん 大さじ2
- 砂糖 大さじ1
- サラダ油
下準備
・じゃがいもは皮をむいて4つ割りにし、5分ほど水にさらして水けをきる。
・玉ねぎは幅1.5cmのくし形切りに、にんじんは皮をむき、小さめの一口大の乱切りにする。
・甘辛つゆの材料を混ぜる。
・落としぶたを作る。直径26cmに切ったオーブン用シートを8つ折りにし、写真のように頂点を5mmほど切り、左右の辺に三角の切り込みを3カ所入れて完成。オーブン用シートがなければ、直径26cmのアルミホイルを同様に折って作ればOK。
作り方

肉を炒め、取り出す
フライパンにサラダ油大さじ1/2を中火で熱し、牛肉を炒める。肉の色が変わるまで1分ほど炒め、取り出す。いったん取り出し、煮る直前に戻すことで堅くなりにくい。

野菜を炒め、つゆを加える
1のフライパンをさっと拭き、サラダ油大さじ1/2を入れて中火で熱する。じゃがいも、にんじん、玉ねぎを入れ、いもの角が透き通るまで2分ほど炒める。牛肉を戻して甘辛つゆを加え、煮立ったらアクを取る。

落としぶたをして煮る
落としぶたをし、煮くずれないよう様子をみながら、弱めの中火で10~12分煮る( つゆがふつふつと泡立つくらいの火加減をキープする)。途中で1~2回上下を返すと、火の通りが均一になる。
〈POINT!〉
少なめのつゆをなじませたいときは、落としぶたが必須! つゆが落としぶたに当たって落ち、全体にいきわたります。

煮つめて仕上げる
じゃがいもに竹串を刺してみて、すーっと通ったらOK。落としぶたを取って強めの中火にし、そっと上下を返しながら2~3分煮つめる。煮汁が1/3量くらいになったら、火を止める。
(1/3量で339kcal、塩分2.7ɡ)
カルボナーラ、ペペロンチーノ
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