「そうだ 京都、行こう。」
印象的な音楽とキャッチフレーズとともに流れる、美しい京都の風景。
せわしない日常のなかで、目にするだけでフッと心の落ち着きを取り戻すような名CMは、どなたも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
今年30周年を迎えた「そうだ京都、行こう」キャンペーンのテーマは、まさに「京都がくれる癒し」。
東海旅客鉄道さんにお招きいただいて、ひと足早く体験した京都の至極の瞬間。
数ある素敵な体験のなかから、レトロな名建築「長楽館」でいただくグルメをご紹介します。
煙草王の迎賓館で味わう絶品スイーツ
まず、「長楽館」はご存じでしょうか?
明治中期に、〈煙草王〉と呼ばれた村井吉兵衛が迎賓館として立てたもので、現在は京都市指定有形文化財に指定されています。
多くの観光客でにぎわう円山公園の南という好立地ながら、涼やかな木立のなかに静かに佇んでいます。

重厚なエントランスから中に入ると、上品ながらも華やかな内装に圧倒!

初代総理大臣・伊藤博文直筆の扁額。「長楽館」の名づけ親です。

現在は、フレンチレストラン「ル シェーヌ」、カフェ、ライブラリーバー併設のホテルとして営業中。

一部屋一部屋趣きが異なり、すべての部屋を訪れてみたくなります。

どこを取っても絵になるカフェで、ウィンナーコーヒーをいただきました。
なんとクリームがばらの形!
コーヒーに浮かべるとふんわりと溶けていく様子が、なんとも優美です。

コーヒーとともにいただくのは、「ミルフォイユ」。
運ばれてきたときには「え、大きい!」と驚いたのですが、重ねられているパイが今まで食べたことがないくらいかろやか。
間に挟まるカスタードクリームは宇治の平飼い卵を使用したもので、シンプルなおいしさ。
ほんのりビターなキャラメルのアイスクリームと交互に楽しむうちに、あっという間に完食です。
通常ミルフォイユは、単品か「ミルフォイユセット」(ブレンドティーまたはブレンドコーヒーつき、2750円)として提供しています。
「そうだ 京都、行こう」キャンペーン中は、ウィンナーコーヒーといただける特別なケーキセットプラン(2750円)があるのがうれしい!
9月30日(月)までの各日14時~もしくは16時~の予約を、EX旅先予約で取ることができます。

もう一つ、今だけのお楽しみは「迎賓の間確約 アフタヌーンティープラン」(7300円)。

現存する日本の西洋館で最大規模といわれる、ロココ様式の迎賓の間でアフタヌーンティーを提供(※時期により内容は異なります。写真は迎賓の間ではありません)。
豪華なその内容も楽しみですが、何より特別感があるのは通常非公開の「御成の間」などの案内つきなことです。

洋館の3階部分にある「御成の間」は、1・2階とはがらりと雰囲気の異なる「書院造」の和室。
襖絵などの和のしつらいに加え、バカラ社製のシャンデリアという洋の要素が見事に融合しています。

美しく輝く桜と紅葉のステンドグラスも必見。
非公開エリアを見学できる、絶好のチャンスです。

8月31日(土)までは、昭和の喫茶店の定番ドリンクのミックスジュースやコーヒーフロートなどを長楽館風にアレンジしたメニューも。
「メロンクリームソーダ」(1540円)はしっかりとメロンの果肉が入った、ぜいたくな味わいでした。
長楽館
〒605-0071 京都市東山区八坂鳥居前東入円山町604
TEL:075-561-0001
心が洗われる癒しのスポットに立ち寄り
ほかにも、京都にはこの機会にぜひ立ち寄りたいたくさんの癒しのスポットが。
東福寺

臨済宗東福寺派の本山で、京都五山の一つ。
美しい紅葉で知られる通天橋は、今まさに青々としたもみじが見ごろです。
澄んだ空気の中で思いきり深呼吸すれば、なんだか体が軽くなった気がします。
東華菜館

建築好きにははずせない、スパニッシュ・バロック様式の洋館で北京料理を味わえる名店。
現存する日本最古のエレベーターは今も現役で、移動のたびに時計針式のフロアインジケーターが動く様子がなんだかかわいい!
9月30日(月)まで、鴨川納涼床での食事も楽しめます。
カフェ・ドン バイ スフェラ

緑豊かな遊歩道に面し、洗練された空間の中でコーヒーや煎茶などを提供するカフェ。
観光に疲れたら、こんな落ち着けるカフェでひと息つきたいもの。
予約販売のみのため、観光客はなかなか気軽に入手できない和菓子店「嘯月(しょうげつ)」の生菓子とドリンクのセットがおすすめです。
蓮華寺

「蓮華寺形灯籠」と呼ばれる特徴的な石灯籠を有する、天台宗の寺院。
お堂の柱を額縁に見立てて眺める池泉回遊式庭園は、仏教の世界を模したもの。
言葉少なにゆったりと眺めていたい空間です。
この夏せっかく京都へ行くのなら、今だけの特別拝観やプランも楽しみたい。
「そうだ 京都、行こう。」キャンペーン情報をチェックして、いつもとは違う〈癒しの京都〉を満喫してみてはいかがでしょうか?
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