
2020.04.16
最新号の特集担当が、おのれの舌をしびれさせたレシピをガチで推す! その偏愛っぷりと共にぜひお試しを。
2020年、「時間をかける=おいしい」の定義は、音を立てて崩れ落ちようとしている。
これは、革命的な超時短レシピの話である。
忙しく追われる日々で、毎日のごはん作りもついに限界の時代に突入した。その危機的な料理現場の穴埋めに現れたのが、「下ごしらえほぼ0秒」すなわち超時短レシピである。
例えばこのレシピ、肉の下処理を嫌い、下味を嫌い、揚げ油の予熱を嫌い、圧倒的な時間の短縮と、絶対的なおいしさだけがこのレシピの武器だ。
鶏のから揚げのマヨソースあえ、またの名を「こくうま鶏マヨ」。
肉を切る、余分な脂肪を取る、の下処理はいっさいナシ。パックからすぐにフライパンに肉を放り込めて、超絶スピーディ。
まず下味をつけて……は、もうやめ。下味なしで、ころもは粉オンリー。しかも、フライパンの中でつけちゃう。カリッと揚げて、濃いめのたれをからめれば、それで充分。
忙しいときにじれったい、たっぷりの揚げ油を熱する時間。フライパンの中で肉にころもをつけたら、大さじ3の油をかけて着火! これだけでカリカリの「鶏から」になるんです。
▼材料(2人分)
鶏もも肉(から揚げ用) 8切れ(約300g)
水菜のざく切り 1株分(約50g)
〈マヨソース〉
┏ マヨネーズ 大さじ2
┣ しょうゆ 小さじ1~1と1/2
┣ はちみつ 小さじ1
┗ 塩 小さじ1/4
小麦粉 サラダ油
▼作り方
1.フライパンの中で鶏肉に粉をまぶす
耐熱のボールにマヨソースの材料を混ぜる。フライパンに小麦粉大さじ1を広げて鶏肉を加え、ころがしながらしっかりとまぶす。
2.油を加えて火にかける
【1】にサラダ油大さじ3を回し入れて中火にかけ、3~4分揚げ焼きにする。鶏肉を裏返して3分ほど揚げ焼きにし、ふたをして弱火にする。1分ほど蒸し揚げにし、ふたを取って強火にし、カリッとするまで20秒ほど揚げ焼きにする。油をきり、マヨソースに加えてからめ、器に水菜を広げて鶏マヨを盛る。
えびマヨならぬ「鶏マヨ」が最速で完成。てりっとした見た目と、しょうゆ入りの甘めのマヨソースがそそります!
料理/武蔵裕子 撮影/木村 拓(東京料理写真) 文/編集部・馬場
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