むき身のかきは、塩で洗って臭みを取るのがポイント。外はカリッ、中は柔らかい絶品カキフライです。
かきのむき身(97010217―29参照)はざるに入れ、塩をふって全体を手でかるく混ぜ、塩をなじませる。かき20~24粒で、塩大さじ1くらいが目安。流水に当てながら、手でもむようにして、塩を洗い流す。こうすると、かき特有のぬめりと、汚れが取れる。かきの身は柔らかいので、力を入れすぎないように気をつけて。
かきの水けをきり、できるだけ重ならないようにバットに広げる。かきが浸るくらいの牛乳を注ぎ、そのまま10~15分つける。これで、臭みが取れる。天ぷらや酢がきなど、和風の料理に使う場合は、牛乳のにおいが気になるので、大根おろしをからめて。牛乳や大根おろしを水で洗い流し、ペーパータオルなどで水けをしっかり拭く。
下ごしらえしたかきに、塩、こしょう各少々をふる。
バットに卵を溶きほぐし、小麦粉、溶き卵、パン粉の順にころもをつける。1個ずつ手のひらにのせて前後にころがし、形を整える。
バットにパン粉を薄く敷いてかきを並べ、ラップをかけて30分ほど冷蔵庫に置き、ころもをなじませる。
揚げ油を中温よりやや高め(180~185℃。パン粉を落とすと、すぐにシュワシュワと泡立つ程度)に熱し、かきを1個ずつ鍋肌からすべらせるように入れる。菜箸でころがしながら、1~2分揚げる。
こんがりときつね色になったら、バットに上げて油をきり、5~6個ずつ皿に盛る。キャベツのせん切りとパセリ、縦8等分のくし形に切ったレモンを2切れずつ添える。
(1人分282kcal)