8月17日発売の『オレンジページ』では、「栗原心平さんの豚おかずSUMMER」を掲載! 現在心平さんは、TBS系火曜ドラマ「私の家政夫ナギサさん」(よる10時)で初の料理監修をされており、第6話には『オレンジページ』に掲載のレシピも登場! そんなご縁もあり、同ドラマに出演中で「料理がストレス解消」の飯尾和樹さん(ずん)と、心平さんの対談企画が実現しました!
「私の家政夫ナギサさん」って?
仕事ひと筋、家事が苦手なアラサー独身女性・相原メイ(多部未華子)が、おじさん家政夫・鴫野ナギサ(大森南朋)を雇うことから始まるハートフルラブコメディー。原作は、電子書籍サイト「コミックシーモア」発、四ツ原フリコ著のコミック『家政夫のナギサさん』。注目度急上昇中のナギサさんがメイに作る料理を、料理家・栗原心平さんが監修しています。 TBS公式 YouTubooでは、各話ダイジェストやナギごはん動画も公開中!▶
駒木坂春夫役・飯尾和樹さん(ずん)
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料理監修・栗原心平さん
スペシャル対談〈前編〉
2回にわたりお届けする対談企画の前編では、心平さんが映像作品でのレシピ考案で意識されていることや劇中の料理を見た飯尾さんの感想、それぞれの食と映像の思い出などをお話しいただきました。
――取材前もなごやかにお話しされていましたが、以前から面識があるのでしょうか?
栗原心平(以下、栗原) それが、今日が初めてなんです。
飯尾和樹(以下、飯尾) 初対面に見えないとするなら……生まれ育った場所が近いからかな(笑)。
栗原 さっき、実家が近いことが判明したんですよ。
飯尾 ビックリしましたよね。初対面とはいえ、僕は前から「男子ごはん」※を拝見して、ステーキ丼をまねして作ったりもしていますから。うまいんですよ、心平さん。家にありそうな材料を使うから、「作ってみようかな」って思わされちゃう(笑)。
栗原 ハハハ。うれしいです。飯尾さんはイメージどおりのおだやかで楽しいかた。「私の家政夫ナギサさん」で演じる、駒木坂(春夫)さんのやさしい雰囲気とピッタリですよね。
飯尾 本当ですか? 駒木坂は医薬品卸会社の営業課長なのですが、メイちゃんが会社に来たときに、ちらっとマル秘情報を流してはお菓子をあげるっていう役です(笑)。
※テレビ東京系列の料理・バラエティ番組
――そのメイちゃんの家政夫として雇われている、ナギサさんが作るお料理の監修を心平さんがされているんですね。
栗原 そうなんです。ドラマの料理監修は、興味があるかないかすら考えたことのない遠い世界でした。でも、お話をいただいたときに直感で「おもしろそう!」と思って。さらに、キャストの顔ぶれを聞いて、「ぜひやってみたい」とお受けしました。
飯尾 僕はお菓子をあげる役なので(笑)、メイちゃんの自宅シーンにはいないのですが、心平さんの料理は画面越しでもおいしさが伝わってきました。絶対スタジオにいい香りが漂っているなって。
栗原 僕自身は、オンエアを見て不思議な気持ちになりました。自分じゃない人が作った自分の料理が出てくるのも、スタッフクレジットに自分の名前があるのも。
飯尾 なるほど。あと、メイちゃんの家のテーブルって大きくはないじゃないですか。しかも1人前の料理。その中で存在感、充実感のあるレシピにされていて、さすがだなと思いました。
――映像作品の料理として、意識されたのはどんな面でしょうか?
栗原 現場で作ってくれる人や物語を通じて料理が伝わるので、なるべくわかりやすくとは思っています。あとは、スタッフさんが人物の背景や心情を細かく伝えてくださるので、それをヒントに考えている感じですね。
飯尾 これはむずかしかったというレシピはあります?
栗原 メイちゃんのお父さんの還暦パーティーに、ハムをバラのように盛りつけたレシピを作ってほしいとリクエストがあって。僕はそういうタイプじゃないので(笑)、少し苦労しましたね。
飯尾 確かに。ハムだったら厚切りで焼くみたいな(笑)。
栗原 あと、原作のナギサさんは少し堅い印象ですが、大森南朋さんのナギサさんはもう少しやわらかい感じなので、料理も柔らかく、色みも少し明るく調整していきました。
――飯尾さんはお仕事で食と触れる機会もありますが、何か思い出はありますか?
飯尾 映画「記憶にございません!」で外務大臣役を演じさせてもらったとき、会食シーンで豪華な料理が出てきたんです。それが、本当においしくて! 思わずバクバク食べてしまい……本番前に「飯尾さん、もう残ってないですよ」ってスタッフさんが嘆いていました(笑)。見る側としても、映像の中の料理って印象に残りますよね。「ゴッドファーザー」のパスタとか、「ルパン三世 カリオストロの城」のステーキとか。
栗原 僕は、一流シェフがフードトラックから再出発を図る「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」という映画が好きで。雑なんですよ、サンドイッチの作り方とかは(笑)。でも、それがいいんです。いつか、自分もやってみたいなと思いますね。
飯尾 やってくださいよ! 絶対おいしいに決まっています!
――『私の家政夫ナギサさん』の第6話に登場した、心平さん監修の「豚の自家製六味焼き」もすごくおいしそうですよね。
飯尾 いいですね、ぜひ作ってもらいたいです!
栗原 じつは『オレンジページ9月2日号』で豚料理満載の企画(「栗原心平さんの豚おかず」)をやらせてもらっていて、そこで「豚の自家製六味焼き」も紹介しているんですよ。
飯尾 (写真を見て)おいしそう! 素晴らしい!
栗原 コツは、最初に調味料をしっかり混ぜておくこと。豚は夏バテにもいいので、ぜひ読者の皆さんにも豚料理を楽しんでいただきたいです。
飯尾 今後も編集部一同、素晴らしい料理家さんと素晴らしい料理を提供していきますので、月に2回、ぜひ購入ください!
栗原 飯尾さんがオレンジページの人に……(笑)。僕のYouTubeチャンネル「ごちそうさまチャンネル」でも、「豚の自家製六味焼き」を紹介していますのでぜひご覧ください!
飯尾和樹さん
お笑いコンビ「ずん」のボケ担当。バラエティのみならず、ドラマ、映画と多方面で活躍中。本作では、主人公・メイに“マル秘”情報を流す医薬品卸会社の営業課長・駒木坂春夫役を演じる。
栗原心平さん
料理家。栗原はるみさんを母に持ち、幼いころよりごはん作りを担当するなど、生来の料理好き。テレビや雑誌を中心に活躍。最近では公式YouTube「ごちそうさまチャンネル」も話題。今回、自身初となるドラマの料理監修を担当している。
「豚肉の自家製六味焼き」レシピを
動画でチェック!
栗原心平さんの公式YouTubeチャンネル「ごちそうさまチャンネル」では、ドラマと『オレンジページ』に登場する「豚の自家製六味焼き」の作り方を紹介! ポイントやレシピの誕生秘話も♪
レシピをテキストでみたいかたはこちら▶︎
『オレンジページ9月2日号』は
8/17に発売!
「栗原心平さんの豚おかずSUMMER」と題して、暑い夏にぴったりの豚肉おかずを掲載。「豚の自家製六味焼き」のほかにも、ご飯にもお酒にも合う魅力的な豚肉おかずが満載です。
詳細はこちら▶︎
撮影/寺澤太郎 取材・文/宮浦彰子