東京都墨田区【松山油脂】オープンファクトリーに行ってきました!①工場見学編
こんにちは、なかぱんです🍞
今回は、食べ物ではなく、「せっけん工場」のお話。
先日、東京都墨田区、スカイツリーのすぐそばにある「松山油脂」のオープンファクトリーに行ってきました!

松山油脂は、東京都墨田区で70年以上せっけんを製造している歴史ある会社です。
自社ブランド「LEAF&BOTANICS」や「Mマーク」シリーズをはじめとする人気商品があり、「MARKS&WEB」を関連会社に持つことでも知られています。
松山油脂ホームぺージ

年に2回、春と秋にオープンファクトリーを開催されています。
オープンファクトリーでは、松山油脂の商品のファクトリーセールの他に、事前予約制でせっけん作りのワークショップや、工場見学も行われています。
今回は工場見学に当選し、参加してきました!
昔ながらの「釜焚き製法」のせっけん作り
毎日使っているせっけん。でも、どうやってできているんだろう?
実は製造工程を見る機会ってないですよね。
ちょうど息子たちも小学生になり、工場見学に参加できるようになったので、家族で申し込みました。
まずは、松山油脂の担当者の方から、会社の説明や注意事項を聞き、着替えます。

実際の工場のラインに入らせていただくので、白衣、帽子を着用します。
子ども用のサイズも準備されていました。

はじめに、「釜場」の見学。せっけんの作り方の説明を聞きます。
松山油脂では、70年以上続く「釜焚き製法」でせっけんを製造しているそう。

昔ながらの製法で、大きな釜で原料の油脂や苛性ソーダを加熱、攪拌しながら「鹼化」させ、食塩を加えて「塩析」を繰り返し、せっけんの素となるせっけん素地を作っていきます。
気温や湿度などによっても鹸化の様子は変わるため、釜場担当者がしっかり目で見極め、調整し、作っていくそう。まさに匠の技。
ここまでで100時間。手間を惜しまず時間をかけて、丁寧に作ることで、
松山油脂のせっけん素地の純度は98%。洗浄力も高く、肌のつっぱり感を和らげるグリセリンが自然に溶け込んでいるのが特徴だそう。こうしてできた石鹸は、一昼夜かけて枠で冷やし、固められます。

そしてこの大きな石鹸の塊を、「段切り」していきます。
一本のステンレス鋼線を2人で持ち、タイミングを合わせて同じ速さで引っ張り、一段ずつ切り分けていきます。
(息がぴったり合わないと切れないそうで、集中力が必要な工程です。)
その後、小切り機に通し、使いやすいサイズにカットします。

なんと!!今回は、その最後の小切り工程を、体験させていただきました!

子どもでもできるの!?と思いきや、実は、出来上がったばかりのせっけんは、まだ水分が残っていて、柔らかいんです!
(下の画像を見て、柔らかそうなのが伝わりますか?)

このままでも使えるそうですが、水分が多いため、これで手を洗うとすぐに石鹸が水に溶けてしまうそう。
ここから2週間程度乾燥させてから使うそうです。

👦おとうふがいっぱいならんでるみたいだ~!!これがせっけんになるんだね。
石鹸がどのように作られているのか、目で見て、音やにおいで感じて、最後の仕上げをやらせていただいて、息子たちも楽しみながら、しっかり学ぶことができました。
(おまけ)
液体の商品の袋詰め、箱作りも体験させていただきました!

松山油脂のみなさま、貴重な体験をありがとうございました!
モノづくりへの真摯な姿勢やこだわりに感動したこと、さらに社員の皆さんがとても丁寧に対応してくださったことで、家族で松山油脂のファンになりました!大切に使わせていただきます!
お土産でいただいた石鹸、完成しました!
工場見学では、自分で切った石鹸をお土産にいただきました。
(その他に、ラベンダーのせっけんと、長男が箱作りで1位になりハンドクリームもいただきました。)

袋から出して乾燥させます。
2週間経つと、柔らかかった石鹸がカチカチに硬くなり、完成です!
ファクトリーセールで購入した石鹸は、52gだったものが39gになっていました。

自分で切った石鹸、大切に使っていきたいと思います!
以上、工場見学編でした!
長くなってしまったので、続きは②ファクトリーセール編へどうぞ!