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香り高いシナモンを巻いた生地がフライパンの中でどんどんふくらんで、花のような形に。
できたてのホロッとした食感と、やさしい甘みを楽しんで。
料理： 齋藤真紀
撮影： 中村あかね
熱量 143kcal（1/8量）
生地を作る。バターは耐熱の器に入れ、ラップをかけずに電子レンジで30～40秒加熱して溶かす。ボールに卵を割り入れ、牛乳、砂糖、溶かしたバターを加えて泡立て器でよく混ぜ合わせる。薄力粉とベーキングパウダーを合わせ、万能こし器を通してふるい入れる。ゴムべらで底から返すように混ぜ、粉っぽさがなくなったらひとまとめにする。
まな板に打ち粉をふり、生地をのせる。手のひらのつけ根で生地をかるく押しのばし、手前に折りたたむ。折りたたんだら90度向きを変え、押しのばしてたたむ作業を30回ほど繰り返して生地をこねる（途中で生地が手にくっつくようなら、手にも打ち粉をするとよい）。表面がなめらかになったら、めん棒で25×15cmくらいにのばす。
小さめの器にシナモンパウダーとグラニュー糖を入れて混ぜ、シナモンシュガーを作る。生地の表面に刷毛（なければスプーンの背）で溶き卵を塗り、生地の奥2cmと左右の端を1cmくらいずつ残して、シナモンシュガーをふる。生地の手前をそっと持ち上げて、奥に向かってくるくると巻き、巻き終わりと重なる生地を手でつまんでくっつける。巻き終わりを下にして置き、8等分の輪切りにする。
ぬれぶきんを用意する。直径20cmのフライパンを弱めの中火にかけて1分ほど熱し、火からおろしてぬれぶきんの上にのせ、そのまま30秒ほどおいてさます。フライパンをごくごく弱火にかけ、生地をフライパンの縁にそってぐるりと並べ（生地の両端の部分は、切り口を下にして置く）、ふたをして20分ほど焼く。表面がふんわりとふくらんできたら、フライ返しを底に入れて持ち上げ、底がこんがりと焼けていたら火を止める。
フライパンの直径よりひとまわり大きな平たい皿をかぶせてひっくり返し、生地を取り出す。フライパンに残った汚れをペーパータオルで拭き、皿から生地を横にすべらせるようにしてフライパンに戻し入れる。再びフライパンをごくごく弱火にかけ、ふたをせずに、もう片方の面にも焼き色がつくまで
5～6分焼いて取り出し、粗熱を取る。
レシピ掲載日： 2006.5.2
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