【簡単】この夏つくったおやつたちの、成功と失敗
食欲が止まらない。
今年の夏は暑かったので一日2本のアイスを自分に許したら、そこから”おやつ”に歯止めが効かなくなり、お腹が空いていなくても口寂しくなると食べるものを探して家の中を徘徊するようになった。
気を効かせた夫が仕事帰りに菓子やらゼリーやら甘いものを買ってきてくれるのだけど、あまりに減りが早いので、ついに「そんなに食べて大丈夫なの?」と言われてしまった。
食べたい衝動を我慢するとストレスに変わる。
夫にとっても息子にとってもママはご機嫌な方がいいに決まっているから、彼らのためにも自分の機嫌は自分で取らなきゃならない。
甘えを言い訳にしつつ、できるだけ低カロリーに、できるだけ罪悪感少なく、食べたいものを食べられないものかと苦心した。
そしてこの夏ついに、苦手なおやつづくりに踏み出した。
おやつづくりはこれまで「成功だ!」と思えた試しがない。
「だいたい」で味付けてもそれなりになる家庭料理と違って、おやつは手強い。
目分量を許さないので、私のようながさつな人間を受け入れてくれないのだと思う。
だからできるだけ失敗しなさそう、簡単そう、だけどきっと美味しいだろうと思えるレシピを本やネットから漁った。
はじめて作る、自分のためのおやつ。
簡単そうだと見抜いて作ったのち、一つひとつに成功と失敗がある。
備忘録的にまとめて、次の自称がさつな誰かがおやつを作りたいときの参考になったら嬉しい。
■8割ココアのチョコレートマフィン

マフィンの良いところは、粉さえ丁寧にふるっておけば材料を混ぜる順番を気にしなくていいところ。バターを入れても入れなくてもいいし、砂糖で甘くしても、ハムやチーズでお食事にしてもいい。
<成功>
最近新調した富澤商店のマフィン型は、一つひとつが程よいサイズで使い勝手◎
子供も食べ切れるサイズ感。コストコや専門店のマフィンも美味しいけど、市販品は結構大きくて、小腹が空いていないと完食できない。口寂しい程度で手をつけたら後悔する。
チョコレートはトッピング用を1マフィンに数粒だけ。生地には主にココアパウダーを混ぜてカロリー削減。マフィン用の紙型なんてなくてもクッキングペーパーを引いちゃえば、思いついた日に作れていい。
<失敗>
一度にいくつも焼くので、オーブンの癖を理解していないと一番ホットスポットにいた子だけ焦げちゃう(写真左手前)
□item : 富澤商店 Wilton マフィンパン6個用
■蒸籠蒸しプリン

温めた牛乳にたまご1個があればできる!簡単!
蒸篭に入れて弱火で20分。もう少し、と思えば蒸気の中に放置するだけ。
ちょうど富沢商店の耐熱プリングラスで家族3人分がぴったりつくれた。
<成功>
浅草のカッパ橋でもとめた蒸篭はオールシーズン大活躍。
つい最近、西日暮里にある「暮らしの道具 谷中 松野屋」さんで蒸し布も買った。蒸篭の中で程よく蒸気を包んだり逃がしたりしてくれるので、プリンもふわんふわんに仕上がる。
バニラエッセンスより熱に強いバニラオイルを使った方が香りがいい◎
<失敗>
たまご1個だからか、夫に「ちょっと牛乳プリンっぽいね」と言われたので、今度は卵の量を増やして固めプリンっぽくしてみよう。
□item :
暮らしの道具店 谷中 松野屋 蒸し布2枚入 富澤商店 耐熱ガラス プリンカップ KBT904
■高加水フォカッチャ

ふわっふわの発酵生地に指先を埋めると、「じゅぶぅ!」と音がしそうなくらい生地の空気が外へ出ようともがく写真に憧れて、ガラスの耐熱容器一杯に作った。
<成功>
軽くカットしたら大きめのフォカッチャ6切れになり、おやつを通り越して野菜スープと一緒にお昼ごはんになった。
トッピングの粗塩には
南フランス産のカマルグの塩がぴったり!

人に頂いたけど、塩味が強いので使いあぐねていたのでちょうど良かった、、笑
<失敗>
そんなに手捏ねしなくていいって聞いたのに、「じゅぶぅ!」ってほど発酵しなくて残念。発酵具合が気になって、焼くまで3時間も目が離せなかった。
おやつ×パンはまだハードルが高い、、。
■クラフトコーラ
子供の頃、「コーラを飲みすぎると骨が溶ける」と聞いてから、なんとなく飲む頻度が落ちたコーラの存在。手作りすれば怖くない、と「
珈琲紅茶専門店 まえまめハウス。」さんでクラフトコーラの素を購入。皮ごと煮るので防腐剤不使用の国産レモンを手に入れていざ!
<成功>
シナモンやアニスなど香りの強いスパイスを使うので、最初は半量でお試し程度につくってみたのが良かった。子供が飲むならブラックペッパー控えめ、レモンだけじゃなくライムを足した方がフルーティで飲みやすそう。作っている途中は実験みたいで楽しい!
<失敗>
煮込んでいる間は部屋中がスパイスの香り!笑
一日目は炭酸水で割っても味も香りもきつく、寝る前に飲んだら目がギンギンに冴えて困った。
失敗を活かして、次は何をつくろうかな?
今日も冷蔵庫の隅でこっそりおやつを食べながら考える。
気づいたら2歳の息子が背後に立っていて、「ママ、何食べてるの?」と聞かれてしまう。
つい頬をいっぱいにしながら「何も」と見えすいた嘘を言ってしまった。