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編集者が本当に作り続けるオレンジページレシピ40

『オレンジページ』に掲載された料理は、累計何と……数万点以上! 星の数ほどある中で編集者が「リアルに作り続ける」愛用レシピとは?

料理編集歴30年のベテランが絶賛の『殿堂入りから揚げ』漬け込み不要で簡単・早い!

編集者が本当に作り続けるオレンジページレシピ40

『オレンジページ』は今年創刊40周年。誌面で紹介された数万点以上(!)のレシピのなかから、歴代の編集者40名が「リアルに作り続けるレシピ」を、リレーブログで紹介します。

>>前回/この日だけは白飯を多く炊きます…やっと出会えた理想の味。菱田屋の『青椒肉絲』レシピ

今回担当するのは、『オレンジページ』編集部・山センパイ。オレペ歴30年のベテラン編集者が選ぶNo1から揚げとは?

最強にして最愛。2000点のレシピの中で一番リピしてます

オレンジページに入社して30年。数々のおいしいから揚げとの出会いがありましたが、ここのところ激リピしているのが、市瀬悦子さんに教わった「鶏もものクイックから揚げ」
「ほぼ20分で晩ごはん」という付録に掲載したから揚げなんですが、この企画を3年半担当している間に試食した約2000点(改めて計算してみて、その数に驚愕…!)の料理の中で、間違いなく一番作っている最強・最愛のレシピです。

編集部・山センパイが自宅で撮影

鶏肉に調味料と小麦粉をまとわせ、さらに片栗粉をまぶして揚げるだけ!
『鶏もものクイックから揚げ』のレシピ

材料(2人分)

鶏もも肉(から揚げ用)……300g
〈A〉
酒……大さじ3
しょうゆ……大さじ1と1/2
塩……少々

レモンのくし形切り……2切れ
小麦粉・片栗粉・サラダ油

作り方

(1)ボールに鶏肉と〈A〉を入れて手でもみ込み、全体になじんだら小麦粉大さじ4を加えて全体になじませる。バットに片栗粉大さじ2~3を広げ、鶏肉を1切れずつ入れて全体にまぶす。

(2)フライパンにサラダ油を高さ2cmくらいまで入れて低めの中温(170℃。乾いた菜箸の先を底に当てると、細かい泡がシュワシュワッとまっすぐ出る程度)に熱し、1を入れる。途中上下を返しながら4分ほど揚げ、強火にして1分ほど揚げる。油をきって器に盛り、レモンを添える。

○おいしく作るコツ
鶏肉に調味料をもみ込んだあと、小麦粉をなじませて味とうまみを閉じこめます。こうすることで肉に味がしみ込むまで待つ必要がなく、調理時間を短縮できます。

編集部・山センパイが自宅で撮影

『鶏もものクイックから揚げ』を作り続けるワケ

【その1】香味野菜不要、漬け時間不要で早い&ラクチン!
にんにく、しょうがなどの香味野菜をすりおろす手間や、鶏肉に味をなじませる漬け時間がいらない気楽さたるや! 「ほぼ20分で晩ごはん」のコンセプトにドンピシャのラクチンさで、忙しいときによく作ります。心に余裕が出るせいか、ある日は卵焼きとにんじんのサラダなんかも作っちゃったりしました(笑)。

【その2】調味料&粉の分量が分かりやすい!
いちいちレシピを見返さなくても、間違いなく覚えていられるキリのいい調味料や粉の分量が秀逸。「市瀬さんのから揚げの黄金比率」として、私の頭に確実にインプットされています。

【その3】和にも洋にも味変可能な絶妙の味かげん!
そのまま食べてももちろん最高においしいんですけど、私はビールのお供に柚子こしょうや粉山椒をちょっとつけたり、マヨラーの夫はマヨケチャやマヨマスタードをつけたり……。味つけがシンプルなぶん、自由な味変を楽しめるのもお気に入りのポイント。倍量揚げたくなる理由が、そこです(笑)。

オレンジページ編集部・山センパイ
香川県高松市出身。相撲とプロレスが大好きで、学生時代のバイト先は両国国技館。横綱・千代の富士をリスペクトしており、Tシャツをはじめ、千代の富士グッズをコレクションしている。うさぎ占いはフレミッシュジャイアント。血液型はB型。

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