トマト2個を豪快に「粗つぶし煮」。副編集長が何度も作る、夏の簡単カレーとは

『オレンジページ』は今年創刊40周年。誌面で紹介された数万点以上(!)のレシピのなかから、歴代の編集者40名が「リアルに作り続けるレシピ」を、リレーブログで紹介します。
>>前回/パスタを焼いたら、最高にうまかった。編集者も虜になる絶品『暗殺者のパスタ』って?
今回担当するのは、『オレンジページ』編集部・ヨッシー。夏野菜をムダなく使えるだけじゃなく、家族にも絶賛される、私の推しレシピをご紹介します!
ルウにプラスするだけで、カレーが夏仕様に! わが家の“推しカレー”
夏野菜はおいしくて大好きだけど足が早いイメージがあり、安くたくさん買ってすぐ調理したいので、オレンジページ2018/8/17号の夏野菜大量消費号は今も重宝しています。その中のダントツお気に入りが「トマトチーズカレー」。
ふだんのカレールーにトマト2個プラスするとこんなにもさわやかで夏っぽい味になるのか! と、初めて食べたとき感動しました。トッピングにのせたピザ用チーズが程よく溶けて絡まるのも、たまらなくおいしい……!
今や季節関係なく、カレーといえばコレ! という感じで1年中作っています。
トマトのほどよい酸味でより夏らしい味に。
『トマトチーズカレー』のレシピ

材料(2人分)
トマト……2個(約300g)
豚こま切れ肉……120g
黄パプリカ……1/2個
玉ねぎ……1/4個
市販のカレールウ(中辛)……50g
ピザ用チーズ……30g
温かいご飯……適宜
サラダ油
作り方
1.具材の下ごしらえをする
トマトはへたを取り、横半分に切る。パプリカはへたと種を取り、一口大に切る。玉ねぎは縦に幅1cmのくし形に切る。
2.具材を炒め、トマトを加えて煮る
フライパンにサラダ油大さじ1/2を中火で熱し、玉ねぎを入れて2分ほど炒める。豚肉を加えて肉の色が変わるまで炒め、パプリカを加えてさっと炒める。トマトを断面を下にして加え、水1カップを回し入れる。煮立ったらふたをし、弱めの中火にして5分ほど煮る。
3.ルウを加えて仕上げる

ふたを取り、木べらでトマトをざっくりとつぶす。火を止め、ルウを加えて完全に混ぜ溶かす。弱めの中火にかけ、ときどき混ぜながら2分ほど煮る。ピザ用チーズを加えてさっと混ぜて火を止める。器にご飯を盛り、カレーをかける。

オレンジページ編集部・ヨッシー
神奈川県出身。オタク気質で今はK-POPにハマり中。生粋の犬好きで動物のことをいちばん信用している。うさぎ占いはライオンうさぎ。


料理/市瀬悦子 撮影/福尾美雪
『トマトチーズカレー』を作り続けるワケ
【その1】「粗つぶし煮」でトマトのうまみがダイレクトに
トマト2個をどどーんと断面を下にして入れ「粗つぶし煮」することで、トマトの酸味やうまみがカレーにじわじわ~と染み渡り、いつものルーで作るカレーとは全然違う、すっきり甘酸っぱい味に! 煮込んだ後名前の通り「粗くつぶす」ので、できあがったカレーにトマトの食感が残っているのもおいしいです。
【その2】いつでも簡単に作りやすいのもうれしい!
豚こま、玉ねぎ、パプリカと「いつもの食材」でパパっと作れるのもお気に入りポイント。仕上げのチーズでこくがプラスされて、家族にも好評。作り置きしたくて作ったはずなのに、あっという間になくなってしまいます。