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編集者が本当に作り続けるオレンジページレシピ40

『オレンジページ』に掲載された料理は、累計何と……数万点以上! 星の数ほどある中で編集者が「リアルに作り続ける」愛用レシピとは?

パスタを焼いたら、最高にうまかった。編集者も虜になる絶品『暗殺者のパスタ』って?

編集者が本当に作り続けるオレンジページレシピ40

『オレンジページ』は今年創刊40周年。誌面で紹介された数万点以上(!)のレシピのなかから、歴代の編集者40名が「リアルに作り続けるレシピ」を、リレーブログで紹介します。

>>前回/料理副編が10年間作り続ける。プロの技を詰め込んだ〈黄金比〉の鶏の照り焼きとは?

今回ご紹介するのは、『オレンジページnet』・A美。一度作ったら虜になった、『暗殺者のパスタ』とは?

パスタを焼く⁉ 独特な作り方に不安になりながらも……こんなにおいしい!

家の食材ストックが少なかったとき、そういえばこの間見たこれなら作れるかも? と挑戦してみた「暗殺者のパスタ」。初めて食べたときにクオリティーの高さに驚き、2日連続で作ったほど大好きなパスタレシピです。

スパゲティを乾麺のまま焼いてからソースで煮るという、変わった作り方のこのメニュー。麺を「焦がす」くらいまで焼きつけながら作る過程で、くっついて一体化した麺を見ながら「本当に合ってる……?」という疑念が頭をよぎったのを覚えています(笑)

でもその味は、ペロリと平らげておかわりしたくなるおいしさ! 煮詰めて凝縮されたトマトのうまみを味わえます。トマトパスタ好きは試して損なしです!

編集部・A美が自宅で撮影

凝縮されたうまみと香ばしさがクセになる
『暗殺者のパスタ』のレシピ

材料(2人分)

スパゲティ(1.6mm・7分ゆで)……180g

〈トマトスープ〉
カットトマト(缶詰)……1カップ
水……2カップ
塩……小さじ2/3
にんにく……1かけ
赤唐辛子……1本
オリーブオイル
トマトケチャップ

下準備

・にんにくは包丁の腹や木べらでつぶす。
・赤唐辛子はへたと種を取る。
・トマトスープの材料を混ぜる。

作り方

(1)麺をオイルに投入!
直径28cmのフライパンにオリーブオイル大さじ1とにんにくを入れ、弱火にかける。香りが立ったら中火にし、スパゲティを直接加える。さらにトマトスープ1/2カップを麺の上に注ぎ、スープをからめながらかるく麺をほぐす(スープが飛び散る場合は適宜ふたをしながら作業する)。

(2)焦げ目がつくまで焼きつける!
麺が浮かずにフライパンの底につくようになったら、ふたをして焦げ目がつくまで3~4分焼く。

(3)ケチャップをからめる
ふたを取り、トマトケチャップ大さじ4と赤唐辛子を加える。ケチャップを麺にからめながら(ケチャップが飛び散る場合は適宜ふたをしながら作業する)、全体を炒めるように焼く。

(4)スープを加えて煮たら完成!
ケチャップと麺がしっかりなじんだら、残りのスープを加える。ときどき全体を混ぜながら、8~9分煮からめる。

『暗殺者のパスタ』を作り続けるワケ

【その1】本当にうまみが深い!
ソースに溶け出した焦げの香ばしさ、トマトのうまみ、にんにくの風味……etc. 簡単なのに奥深い味わいが楽しめます。ケチャップも使っているのでどこか親しみやすい味がするのも◎。

【その2】手軽に材料がそろえられる
トマト缶さえあれば、あとは常備素材で作れる気軽さでリピしたくなること必至。半量の1人分で作っても良い感じに仕上がります。

料理/近藤幸子 撮影/澤木央子