これ作ったの⁉と驚かれる、デパ地下クオリティ『ほうれん草とベーコンのキッシュ』

『オレンジページ』は今年創刊40周年。誌面で紹介された数万点以上(!)のレシピのなかから、歴代の編集者40名が「リアルに作り続けるレシピ」を、リレーブログで紹介します。
>>前回/歴代鶏胸レシピで、断トツNo.1!ふわっふわ感に驚く『とり天』/粉使いにコツあり
今回紹介するのは、オレンジページで運営する料理教室『コトラボ』を担当している、Ⅰ井。“買うもの”だと思っていたキッシュを自分で作るようになった、思い出の絶品レシピとは?
デパ地下の憧れメニューが、今では我が家の定番に
入社してまもなく、先輩編集者と一緒に担当した思い出のメニューが、「ほうれん草とベーコンのキッシュ」です。
当時初めてデパ地下で見たキッシュはケーキのようにかわいらしく、ひと口食べたときのサクサクの生地とアパレイユの弾力に感動。企画が進むなか、キッシュは“買うもの”と思っていた私にとって、冷凍パイシートを使えば初心者でも作れると知ったときの驚きとワクワクは今でも印象に残っています。
それからこのレシピは、両親にふるまったり、友人との持ち寄り会に持参したりと大活躍。今では子どもと一緒に作る、我が家の定番メニューになりました♪

サクッとした生地の歯ざわりと、なめらかな卵液のコントラストが絶妙。
『ほうれん草とベーコンのキッシュ』のレシピ

材料(直径22cmの底が抜けるタルト型1台分)
冷凍パイシート(12×20cmのもの)※……2枚
ほうれん草……1/2わ(約100g)
ベーコン……3枚
ピザ用チーズ……50g
〈卵液〉
卵……3個
生クリーム、牛乳……各1/4カップ
塩……小さじ1/3
粗びき黒こしょう……少々
※正方形のパイシート(18×18cmのもの)を使う場合は、1枚を25×25cmくらいにのばして同様に作る。
下準備
●パイシートは室温に15分ほど置き、半解凍する。
●オーブンを220℃に温めはじめる。
作り方
(1)具の下ごしらえをする
ほうれん草はさっと水洗いし、水けがついたままラップで包む。耐熱皿にのせ、電子レンジで1分ほど加熱する。取り出して、粗熱が取れたら水けを絞って、長さ4~5cmに切る。ベーコンは幅1cmに切る。
(2)パイシートをつなぎ合わせ、のばす

パイシートは長辺を2~3cm重ねてまな板に置き、めん棒で押さえながらつなぎ合わせる。さらにめん棒で25×25cmくらいになるまで全体をのばす。
(3)パイシートを型に敷き込む

パイシートを型にそっとかぶせ、手で押さえながらすきまなく敷き込み、底と側面に密着させる。型からはみ出した部分は、指で押さえながらそっと取り除く。

焼いている間にふくらまないよう、底全体にフォークでまんべんなく穴をあける。
(4)卵液を作り、具を加える

ボールに卵を割りほぐし、残りの卵液の材料を加えて、泡立て器で混ぜ合わせる。

ほうれん草、ベーコン、ピザ用チーズを加え、ざっと混ぜる。
(5)卵液を型に流し入れ、焼く

卵液を型に流し入れ、220℃のオーブンで、表面にこんがりと焼き色がつくまで15~20分焼く。粗熱が取れたら型から取り出し、食べやすく切る。熱いままでも、さましてから食べてもおいしい。
コトラボ推進部・I井
海洋生物大好きな7歳の男の子を子育て中。甘いもの全般と紅茶が好き。。うさぎ占いはウーリーうさぎ。


あわせて読みたい
料理/鈴木薫 撮影/馬場敬子 スタイリング/井上輝美
『ほうれん草とベーコンのキッシュ』を作り続けるワケ
【その1】冷凍パイシートを使うことで、手軽に作れる
冷凍パイシートを使うことで、子どもでも無理なく楽しんで行える作業に。伸ばしたり、型にしきつめたり、そこまで神経質になりすぎず見守れるのも◎。
【その2】具材を変更していろいろなアレンジを楽しめる!
ほうれん草を季節の野菜に変えてみたり、子どもが好きなコーンを追加してみたりと楽しみがどんどん広がっていきます!