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長谷川あかりのあたらしいきほんの料理

味しみ&香りが全然違う…長谷川あかり流『豚汁』レシピ!30分放置がポイント

長谷川あかりのあたらしいきほんの料理
定番メニューにひと工夫。むずかしい作業やめんどうなことはナシ。令和版「きほんの料理」を、人気の料理家・長谷川あかりさんに教えてもらいます。

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大きめの鍋で具だくさんの豚汁をよく作ります。豚汁って、なぜかたっぷり作ったほうがおいしくなる気がするんですよね。ただ煮るだけでもいいのですが、30分煮込んで火を止め、30分ほどおくとさらに味がなじみます。また、みそは2回に分けて加えるのがポイント。煮込む前のみそは具に味をしみ込ませるため、仕上げのみそは香りと風味をつけるためのものです。大好きなしょうがも加えて味のアクセントに。これだけで充分おかずになるから、あとはおむすびでもあれば、大満足の一食になりますよ。

『豚汁』のレシピ

具だくさんの〈おかずみそ汁〉。
2回に分けてみそを加えることで味がしみ、香りもよく仕上がります。

材料(3~4人分)

豚バラ薄切り肉……200g
大根(厚めのいちょう切り)……1/4本分
にんじん(半月切り)……1本分
ごぼう(斜め薄切り)……100g
ねぎ……1本
しょうがのすりおろし……小さじ2
米油(または好みの油)……大さじ1

みそ
みりん

作り方

(1)具を炒める
ねぎの白い部分は1/2量を幅約1cmのぶつ切りに、残りは小口切りにする。青い部分は縦半分に切ってから斜め薄切りにする。豚肉は幅2cmに切る。鍋に米油を中火で熱し、大根、にんじん、ごぼうをしんなりするまで5分ほど炒め、豚肉を加えて肉の色が半分くらい変わるまで炒める。

(2)煮る
水1リットルを加え、煮立ったらアクを除く。みそ大さじ3、みりん大さじ1を加え、弱火にしてふたをし、15分煮る。ねぎのぶつ切り、青い部分を加えて中火にし、ひと煮立ちしたら再びふたをして弱火で15分煮る。

(3)火を止めてみそを加え、味をなじませる
火を止め、みそ大さじ2、しょうがを加える。味をみて塩少々~ひとつまみでととのえる。ふたをして30分ほどおき、味をなじませる。中火にかけ、煮立つ直前で火を止めて器に盛り、ねぎの小口切りをのせる。

あかりのおまけ

豚汁に合う!「納豆とたくあんのおにぎり」

ひきわり納豆に辛子、塩、オリーブオイルを加えて混ぜ、刻んだたくあんとともに温かいご飯で包んで、おにぎりに。これが、豚汁にぴったりで栄養バランスも満点。そのままだとネバついてにぎりにくいので、ラップで包んでにぎってくださいね。少量残した具を、おにぎりにちょんとのせてもかわいいですよ。

長谷川あかり
料理家、管理栄養士。雑誌やWEB、食品メーカーなどに幅広くレシピを提供。自身のSNSで数多くのレシピを紹介し、発見のある組み合わせと手軽なレシピが大好評。『長谷川あかり DAILY RECIPE Vol.4』(扶桑社)が発売中。
X:@akari_hasegawa

『オレンジページ』2025年11月17日号より)

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おいしくできるレシピをご紹介!『長谷川あかりの日々の料理これでいいのだ』過去の連載はこちら>>

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料理/長谷川あかり 写真/大森忠明 スタイリング/久保田朋子 取材・文/加藤洋子