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長谷川あかりのあたらしいきほんの料理

ボール不要、味つけは「しば漬け」のみ。長谷川あかりさんの『鶏つくね』お弁当にも!

長谷川あかりのあたらしいきほんの料理

定番メニューにひと工夫。むずかしい作業やめんどうなことはナシ。令和版「きほんの料理」を、人気の料理家・長谷川あかりさんに教えてもらいます。

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フライパンの中で肉だねを混ぜてそのまま焼くのは私の得意ワザ。洗いものが少なくてすむから、大好きな塩味の鶏つくねを作るときもこのスタイルです。そして、刻んだ漬けものを入れるのが定番。コリコリッとした食感がアクセントになり、漬けものに充分なうまみと塩けがあるから味つけをがんばらなくていいんです。しば漬けなら酸味がきいて、色みもきれい。たくあんでも、高菜など青菜系の漬けものでも。もちろん、ご飯にぴったりです。汁けがないからお弁当のおかずにもおすすめですよ。

『鶏つくね』のレシピ

フライパンの中で肉だねを作ればボールいらず。
コリコリの漬けものを加えるから
塩味なのにあっさりだけじゃない!

材料(2人分)

鶏ももひき肉……200g
しば漬けの粗いみじん切り……35g(約大さじ3)
白いりごま……小さじ2
米油(または好みの油)……小さじ1と1/2

料理酒(または酒)
片栗粉

作り方

(1)肉だねを作る
直径22cmのフライパンにひき肉、しば漬けと、料理酒、片栗粉各大さじ1、いりごまを入れ、大きめのスプーンやゴムべらなどでよく混ぜる。

(2)丸める
(1)の肉だねを12等分し、1つずつ丸めて間隔をあけて並べる。

(3)焼く
米油を回しかけ、中火にかける。ころがしながら焼き、表面に焼き色がついたら、ふたをして弱火で6~7分蒸し焼きにする。ふたを取り、余分な脂があれば拭く。塩ひとつまみをふって器に盛る。

あかりのおまけ

好みの漬けものでOK

ひき肉に加える漬けものはしば漬けのほか、たくあんでも、高菜や野沢菜漬けなどでもおいしいですよ。また、味つきザーサイなら中華風に。どれでも、うま味と塩け、ほのかな酸味や食感をプラスできます。
長谷川あかり
料理家、管理栄養士。雑誌やWEB、食品メーカーなどに幅広くレシピを提供。自身のSNSで数多くのレシピを紹介し、発見のある組み合わせと手軽なレシピが大好評。『長谷川あかり DAILY RECIPE Vol.3』(扶桑社)が発売中。
X:@akari_hasegawa

『オレンジページ』2025年7月2日号より))

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料理/長谷川あかり 写真/大森忠明 スタイリング/久保田朋子 取材・文/加藤洋子