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長谷川あかりのあたらしいきほんの料理

このレシピ、天才。豆腐を水切りせず、粉チーズで『絶品白あえ』に⁉長谷川あかりさん

長谷川あかりのあたらしいきほんの料理
定番メニューにひと工夫。むずかしい作業やめんどうなことはナシ。令和版「きほんの料理」を、人気の料理家・長谷川あかりさんに教えてもらいます。

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和食の定番副菜・白あえ。おいしくて、栄養たっぷりなんですが……ちょっとめんどうなのが豆腐の水きり。食べたいと思ったときにすぐ作れないのがもどかしかったんです。そこで、水けを吸ってくれる粉チーズを入れたらどうだろう、って。これが大正解。水きりなしでもベチャッとしないし、こくが出て、サラダ感覚で食べられます。ここでは豚しゃぶを加え、主菜としても充分なボリュームに。野菜だけで作ってももちろんおいしいですよ。野菜は1種類だけでも、ほうれん草の代わりに小松菜や春菊、いんげんなどでもOKです!

『白あえ』のレシピ

水けを吸ってこくも出る粉チーズのおかげで手間がかかる豆腐の水きりはなし。
豚しゃぶを加えると主菜にもなる!

材料(2人分)

豚ロース肉(バラなど好みで・しゃぶしゃぶ用)……80g
ほうれん草……1/2わ(約100g)
にんじん……1/2本(約70g)

〈あえごろも〉※
絹ごし豆腐……1/2丁(175g)
粉チーズ……大さじ3
塩……小さじ1/2

白いりごま……適宜
ごま油

※野菜だけ(豚肉なし)で作る場合は、あえごろもの材料を1/2量にしてください。

作り方

(1)豚肉をゆでる
ほうれん草は根を切って根元を洗う。にんじんは皮をむいてスライサーで細切りにする。直径22cmのフライパンにたっぷりの湯を沸かす。弱火にして豚肉を広げて入れ、色が変わるまでゆでて菜箸で取り出し、冷水で洗って水けをきる。

(2)野菜をゆでて水けを絞る
同じ湯にほうれん草を根元から入れて葉を沈めてさっとゆで、菜箸で取り出す。冷水で洗って水けを絞り、食べやすい長さに切って、ペーパータオルでかるく押さえて水けを拭く。にんじんを同じ湯でさっとゆでてざるに上げ、冷水で洗って水けをきる。

(3)あえごろもを作ってあえる
ボールにあえごろもの材料を入れ、フォークで豆腐をつぶしながらなめらかになるまで混ぜる。(2)の野菜を加えてしっかりとあえ、(1)の豚肉を加えてさっとあえる。器に盛ってごま油小さじ1を回しかけ、ごまをひねって散らす。

あかりのおまけ

「にんじんだけ白あえ」もお気に入り

せん切りにんじんだけの白あえも、副菜としてよく作ります。あえごろもの材料を1/2量にして、にんじん1本分(約150g)で作ります。青菜だけでもいいし、あえごろもに粉チーズが入っているので柿やいちじくなど、くだものもよく合うんですよ。

長谷川あかり
料理家、管理栄養士。雑誌やWEB、食品メーカーなどに幅広くレシピを提供。自身のSNSで数多くのレシピを紹介し、発見のある組み合わせと手軽なレシピが大好評。『長谷川あかり DAILY RECIPE Vol.3』(扶桑社)が発売中。
X:@akari_hasegawa

『オレンジページ』2025年10月2日号より))

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料理/長谷川あかり 写真/大森忠明 スタイリング/久保田朋子 取材・文/加藤洋子