
ウー・ウェンさんの究極の炒め物レシピ『卵とねぎだけ炒め』味付け塩だけ、ねぎが主役

驚くほど、ねぎがたっぷり! 中国出身の料理研究家ウー・ウェンさんに教わるのは、シンプルなのに奥深い一品。
ふんわり卵に、しっとり火の通ったねぎが絡んで、おなじみの食材なのにまるで初めて出会うような新鮮さ。 ひと口食べれば、「卵もねぎも、こんなに甘かったんだ」と感動するおいしさです!
『卵とねぎ炒め』のレシピ

材料(2人分)
溶き卵……3個分
ねぎ……20cm
塩(粒が粗めのもの)……小さじ1/3
粗びき黒こしょう……少々
油……大さじ1と1/2
作り方
(1)ねぎは斜め薄切りにする。溶き卵に、塩、粗びき黒こしょう、ねぎを加えて混ぜる。

(2)フライパンに油を入れて強めの中火にかけ、(1)を一気に流し入れる。弱めの中火にし、菜箸で円を描くように大きく混ぜる。
POINT
ねぎが外に出ないように表面を内側に巻き込むように形を整えて。
(3)卵をさわらず、焼き固める。卵が固まってきたら菜箸で4等分に切り分け、フライ返しで半分にたたむようにする。裏返して焦がさないように焼き、かるく押してみて、弾力があれば火を止める。

卵とねぎ、たったそれだけなのに、ここまでおいしい!
素材を丁寧に味わうウー・ウェンさんの料理で、いつもの食卓を少し豊かにしてみませんか。
教えてくれたのは……ウー・ウェンさん

1990年に中国・北京より来日、母や祖母の味を受け継いだ北京の家庭料理や、その根本の考え方が滲み出すレシピや著書に多くのファン、支持者を生み、今や料理研究家という枠を超えた影響力を持つ。「ウー・ウェンの100gで作る北京小麦粉料理」・「ウー・ウェンの炒めもの」(いずれも高橋書店)、「料理の意味のとその手立て」(タブレ)、「本当に大事なことはほんの少し」(大和書房)など。
料理/ ウー・ウェン 撮影/福尾美雪 スタイリング/駒井京子 文/池田なるみ