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編集者が本当に作り続けるオレンジページレシピ40

『オレンジページ』に掲載された料理は、累計何と……数万点以上! 星の数ほどある中で編集者が「リアルに作り続ける」愛用レシピとは?

歴代鶏胸レシピで、断トツNo.1!ふわっふわ感に驚く『とり天』/粉使いにコツあり

編集者が本当に作り続けるオレンジページレシピ40

『オレンジページ』は今年創刊40周年。誌面で紹介された数万点以上(!)のレシピのなかから、歴代の編集者40名が「リアルに作り続けるレシピ」を、リレーブログで紹介します。

>>前回/なす嫌いの料理編集長も感動させた藤井恵さんの絶品レシピ『なすと鶏肉の揚げ浸し』

今回紹介するのは、『オレンジページBOOK』担当のK林。「これ、本当にむね肉!?」となった、感動のしっとりやわらかレシピとは?

歴代の鶏むねレシピの中でもダントツ! 編集部激推し「鶏天」

自分が担当した企画はどれも思い入れがあり、わが家の食卓に登場する回数も多いのですが、今回の「鶏天」はその中でもダントツ! 家族も大好きでいつも2倍量で作ってもすぐになくなってしまうほどです。
2019年5/2・17合併号の付録『もっと鶏むね!』で紹介したメニューのひとつで、ほかにチキン南蛮や照り焼き、から揚げタンドリーチキンなど、人気の鶏肉レシピが並びました。
どれも胸肉で作ったとは思えないしっとり感でしたが、なかでも「鶏天」は格別! 撮影後の試食タイムで料理家さんに「市瀬さん! これ間違えて鶏もも肉使ってませんか?」と聞いてしまったほど、やわらかくてジューシーな仕上がりです◎

成功の秘訣はダブル粉使い! かぼすをキュッと絞ってどうぞ。
『ふわふわ鶏天』のレシピ

材料(2人分)

鶏胸肉(皮なし・大)……1枚(約300g)
〈下味〉
にんにくのすりおろし……1/4かけ分
しょうゆ、酒……各小さじ1
塩……小さじ1/2
〈天ぷらごろも〉
溶き卵……1/2個分(約25g)
冷水……適宜
小麦粉……1/2カップ(約55g)

かぼす、ポン酢しょうゆ……各適宜
小麦粉 練り辛子 揚げ油

作り方

(1)鶏肉の下ごしらえをする

鶏肉は幅1~1.5cm、長さ10~12cmに切って8~10本の棒状にし、ボールに入れる。下味の材料を加えて汁けがなくなるまでもみ込み、1切れずつ小麦粉適宜をまぶして手でしっかりと押さえる。

(2)天ぷらごろもを作る
ころもの溶き卵を計量カップに入れ、1/2カップになるように冷水を加えて別のボールに移し、混ぜる。小麦粉を加え、粉けが少し残る程度にさっくりと混ぜる。

(3)フライパンで揚げる
フライパンに揚げ油を高さ2cmほど入れ、中温(P5参照)に熱する。鶏肉に2をからめて入れ、ときどき返しながら3分、強火にして1分ほど揚げ、油をきる。かぼすとともに器に盛り、ポン酢しょうゆと、練り辛子適宜を添える。

『ふわふわ鶏天』を作り続けるワケ

【その1】しっとり技が光る
最大のしっとりのポイントは胸肉のジューシーさを守る粉使い。小麦粉をまぶしてからころもをまとわせることで、大事な肉汁を逃さずパサパサ防止に。

【その2】米にも麺にも合う!
にんにんく、しょうゆ、塩を下味につけて、しっかり味に仕上げるので、米も麺も進んじゃいます。下味を汁けがなくなるまでもみ込むのも、しっとりポイントです。


オレンジページBOOK担当・K林

好物はすいか。胃腸が弱く昔のように食べられないのが悩み。うさぎ占いはレッキス。

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