こんにちは! 谷中松寿司三代目・料理家の野本やすゆきです。この連載では、寿司屋ならではのテクニックを交えながら、家庭で作りやすいレシピをご紹介しています。今回は【納豆巻き】。お店では出してないのですが、納豆巻きは大好きです!納豆巻き好きの寿司屋が教える絶品納豆巻き。巻き方のコツから、ちょいたしアレンジの納豆巻きもご紹介します。では、さっそく作って行きまーす! 【其の一】納豆は包丁でたたくべし! 納豆巻きにはひき割り納豆がよく合います。ただ、ひき割りになっている納豆ではなく、普通の納豆を包丁でたたいたほうが、ほどよく食感が残るうえ、より納豆の風味も味わえて、おいしい納豆巻きに! 【其の二】ポリ袋で絞り袋を作って納豆を絞るべし 扱いづらい納豆も、こうすることで均等に酢めしの上にのせられます。
野本流『納豆巻き』のレシピ 材料(細巻き4本分) 炊きたてのご飯……1合分〈A〉酢……大さじ2砂糖……小さじ2塩……小さじ2/3焼きのり(全形)……2枚納豆……2パック(50g×2パック)ねぎのみじん切り……10gキムチのみじん切り……1本につき15gたくあんのみじん切り……1本につき10gクリームチーズ……1本につき10g 用意するもの 絞り袋(キッチン用のポリ袋などでも可) 1枚 作り方 (1)小さめの器にAを混ぜる。バットに炊き立てのご飯を広げ、Aを全体に回しかける。 米をつぶさないようにしゃもじでほぐしながら、切るように混ぜ合わせる。ご飯全体にすし酢が混ざったら、うちわでかるくあおぐ。 (2)納豆は包丁でたたくように刻む。ねぎを加え、混ぜ合わせるようにさらにたたいて粗みじんにする。※ねばりがでて、ある程度こまかくなればよいので、粒の大きさはお好みで調整してOK。 コップに絞り袋を入れて口を折り、たたいた納豆を全量入れる。 (3)焼きのりは、一枚を縦横半分に切る。 (4)(3)をザラザラした面を上にして巻きすの手前にのせる。 手酢(水100mlに酢大さじ2〈分量外〉を入れたもの)を手につけ、(1)のすしめしの1/4量※をとる。のりの向こう側を1cmほどあけてすしめしを平らに広げる。※1本作ってみて、ご飯の量が多くて巻きづらいようであれば少なめに調整してもOKです。 このとき、向こう側の端のシャリを0.5cmくらいを高くしておく。ポイント向こう側を高くしておくと、細巻きはきれいに巻けます。 (5)(2)のポリ袋の先端を1㎝ほどはさみで切る。真ん中に納豆の1/4量を絞り、 手前のご飯を巻きすごと持ち上げ、 高くした部分のご飯に合わせるように一気に巻く。 納豆巻を6等分に切る。※つどぬらしたペーパータオルで包丁をふきながら切ると、きれいに切れます。お好みでしょうゆ適宜(分量外)をつけてめしあがれ。 【野本流・納豆巻き】のでき上がり! トッピングで! 野本流納豆巻きアレンジ シンプル納豆巻きにキムチ、 たくあん、 クリームチーズなどをちょいたししてもおいしいです! 納豆は、巻きものの具としては扱いにくい食材ですが、絞り袋やポリ袋に入れて角を切り、ご飯の上に絞ると扱いやすくなります。今回は生クリームについてくる絞り袋を使いましたが、ポリ袋でもOK。絞り袋に納豆を入れるときはグラスなどに袋を入れて口を広げ、その上から納豆を入れるとやりすいです。意外とむずかしい細巻きですが、今回のポイントを押さえればうまく作れると思うので、ぜひ作ってください! そろそろ節分。恵方巻きも知りたいというかたは以前ご紹介したコチラもぜひご覧ください!
谷中松寿司の旬ネタ 最後に松寿司の旬ネタをご紹介!今回は『ひらめ』です。 松寿司でいちばん多く使われる白身はひらめです。ほどよく熟成させひらめのおいしさを引き出します。 冬場のひらめは、寒びらめとも呼ばれ冷たい海の中で豊富な餌を食べているので肉厚で脂ものっておいしいです。さて、本日も最後までお読みいただきありがとうございました!次回の更新は2025年2月14日(金)「自家製さつま揚げ」です。 野本やすゆき料理家、谷中で80年続く「谷中松寿司」三代目店主。大学卒業後、調理師学校に通い、調理師免許を取得。家業の寿司店で修業するかたわら、フードコーディネータースクールに入校。卒業後、同校講師を経て独立。料理家、寿司屋の二刀流で料理雑誌へのレシピ提供、テレビ番組や広告のフードコーディネートなど、食にかかわるジャンルで幅広く活躍中。YouTube:野本やすゆきチャンネルInstagram:nomotobase谷中松寿司:yanakamatsusushi
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