アフタヌーンティーといえば『スコーン』。外はサクッ、中はふんわりとした食感の、イギリス発祥の伝統的なお菓子です。
シンプルな見た目ながら、作るのはなかなか難しそうにも思えますが、実は「練らない」「こねない」ことを意識するだけで大丈夫。初めてでも失敗なしのレシピで、気軽に本格スコーンを楽しんで。
『基本のスコーン』のレシピ
材料(直径6cmのもの8個分)
〈A〉
薄力粉……250g
ベーキングパウダー……大さじ1(約12g)
グラニュー糖……大さじ2(約24g)
バター(食塩不使用)……80g
牛乳……90ml
打ち粉用の強力粉(なければ薄力粉)……適宜
つや出し用の牛乳……適宜
※型は直径6cmの丸型を使用。型、カードは製菓材料店のほか100円ショップなどでも手に入ります。
下準備
・バターは1cm角に切り、使う直前まで冷蔵庫で冷やしておく。
・オーブンを200℃に予熱する。
・天板にオーブン用シートを敷く。
POINT
バターは冷やしておくと、粉類と混ぜるときに溶けてベタつくのを防ぐことができ、失敗しにくくなります。
作り方
(1)粉類にバターを刻んで混ぜる
大きめのボールに〈A〉をふるい入れ、バターを加えてカードで切る。
バターは4~5mm角くらいになるまで細かく刻む。
(3)牛乳を加える
牛乳を一度に回し入れ、ボールを手前に回しながらフォークで底から大きくすくい上げるように混ぜる。粉っぽさがなくなり、ゴロゴロッとした生地のかたまりができたら、カードに持ち替え、生地をこねないように寄せ集める。
(4)生地をまとめる
台に打ち粉をかるくふり、生地をのせる。横から両手で数回押さえて圧を加え、生地をひとまとめにして落ち着かせる。
POINT
生地がつぶれてしまうので、こねるのはNG。

(5)型で抜く
生地とめん棒にかるく打ち粉をふる。めん棒で厚さ2cmの卵形にのばす。型の縁に打ち粉をつけ、生地に余計な圧がかからないように、型の左右を持って5個抜く。
余った生地をさらに型で抜く
余った生地は、(4)と同様に横から圧を加えて寄せ集め、同様にのばして型で(5)と同様に3個抜く。さらに余った生地は、手でかるく丸めておき、いっしょに焼く。
POINT
型を手のひら全体で押さえつけないように注意。
(6)オーブンで焼く
天板に生地を間隔をあけて並べる。表面にきれいな焼き色をつけるため、刷毛で牛乳をさっと塗る。オーブンの温度を180℃に下げ、表面がうっすらときつね色になるまで20~25分焼く。
【保存方法】
スコーンは1個ずつラップで包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍して。1カ月ほど保存OK。
【スコーンのおいしい温め方】
冷凍したスコーンを食べるときは、ラップをはずして耐熱皿にのせ、電子レンジ(600W)で1個につき20秒ほどかけて解凍。さらにオーブントースターで2分ほど温めます。
家で作りやすい、ふくらみが控えめなタイプ。オーブンを200℃で予熱しておくことで、きれいな焼き色がつけられます!
コツさえ押さえれば、初めてでもパーフェクトなスコーンが作れちゃう。ぜひ、焼きたてならではの香りと、サクッと感を味わってくださいね。
『基本のスコーン』の作り方を動画でチェック!