疲れた胃に沁みる…うまみが際立つ『もずく雑炊』夜食や二日酔いにも|寿司屋直伝
この連載では、寿司屋ならではのテクニックを交えながら、家庭で作りやすいレシピをご紹介しています。
今回は【もずく雑炊】!
お正月の食べ疲れの解消にもおすすめです。
では、さっそく作っていきまーす!
【其の一】
ご飯は水で洗うべし!
炊いたご飯には、表面に余分なでんぷんがついています。そのまま使うと、とろみが出すぎて重たい口当たりになりがち。
水でさっと洗ってぬめりを落とすことで、ご飯一粒一粒がほぐれ、だしの味を邪魔しない、サラッとした上品な雑炊に仕上がります。
【其の二】
もずくは最後に加えるべし!
もずくは火を通しすぎると、食感が損なわれ、風味もとんでしまいます。だしとご飯を先にしっかりなじませてから、仕上げに加えるのがポイント。短時間火を入れることで、もずく特有のつるっとした口当たりと、磯の香りを生かした雑炊に仕上がります。
野本流『もずく雑炊』のレシピ

材料(2人分)
ご飯……200g
もずく(味つけしていないもの)……100g
だし汁……600ml(野本流だしのとり方はこちら)
削り節……1パック(2g)
しょうゆ……小さじ1
塩……小さじ1/4
梅干し……2個
作り方
(1)
ご飯は水でさっと洗いぬめりを取る。ざるに上げる。
(2)
もずくは長ければ食べやすく切る。
(3)
小鍋にだし汁を入れて中火にかける。
煮立ったら、ご飯、しょうゆを加える。煮立ったらさらに3〜4分煮る。
もずくを加え、2〜3分煮る。
削り節、塩を加えてさっと混ぜ、1〜2分煮る。
(4)
器に盛り、梅干しをのせる。
野本流【もずく雑炊】のでき上がり!
やさしい味つけですが、うまみをしっかりきかせた雑炊。
梅干しをつぶしながら食べるのがおすすめです!
年末年始のごちそう続きや、新年会で胃が疲れてきたころに、ぜひ作ってみてください。
谷中松寿司の旬ネタ
最後に松寿司の旬ネタをご紹介!
今回は、【かき】です。
豊洲市場で岩手産の立派なむきがきを見かけたので仕入れました。香りもあり、うまみのあるかき。
寒い時期のかきはおいしいです。蒸しがきにしてつまみでお出ししたり、煮たかきをにぎりにするのも絶品ですよ。
さて、本日も最後までお読みいただきありがとうございました!
次回の更新は2026年1月30日(金)「冷凍かきで作る、ふっくらサクサクのかきフライ」です。

野本やすゆき
料理家、谷中で80年続く「谷中松寿司」三代目店主。
大学卒業後、調理師学校に通い、調理師免許を取得。家業の寿司店で修業するかたわら、フードコーディネータースクールに入校。卒業後、同校講師を経て独立。
料理家、寿司屋の二刀流で料理雑誌へのレシピ提供、テレビ番組や広告のフードコーディネートなど、食にかかわるジャンルで幅広く活躍中。
YouTube:野本やすゆきチャンネル
Instagram:nomotobase
谷中松寿司:yanakamatsusushi
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写真・文/野本やすゆき プロフィール写真/吉澤健太

















