豆腐×ひき肉なのにごちそう見え。絶対褒められる『はさみ煮』レシピ/大庭英子さん

『オレンジページ』は今年創刊40周年。誌面で紹介された数万点以上(!)のレシピのなかから、歴代の編集者40名が「リアルに作り続けるレシピ」を、リレーブログで紹介します。
>>前回/200回以上リピする理由がある。『極上ふわとろフレンチトースト』電子レンジ時短技
今回紹介するのは、『オレンジページ』歴37年・ひるまん。豆腐をこよなく愛するひるまんが、何度も繰り返し作っているほめられおかずとは?
豆腐×ひき肉でごちそうに! 30年以上作り続ける定番おかず
料理研究家の大庭英子さんは、オレンジページでご紹介する料理の守護神的存在! このレシピは、1992年7月17日号のTODAY’S COOKINGに掲載されたもので、豆腐と合いびき肉さえあれば、ごちそうレベルのおかずに大変身するんです!
私は大の豆腐好き、しかも煮て食べるのが大好物なので、簡単なのに手をかけた感がある〈豆腐でひき肉サンド〉おかずは何度も作り、すっかり定番になりました。作ると絶対ほめられる! 最近は豆腐をしっかり焼くのにはまっています。
少ない調味料で、しっかり味のおかずに
『豆腐とひき肉はさみ煮』のレシピ

材料(4人分)
木綿豆腐……2丁(約600g)
〈たね〉
合いびき肉……250g
ねぎのみじん切り……5cm分
にんにくのみじん切り……1/2かけ分
しょうゆ……大さじ1と1/2
酒、ごま油……各大さじ1
しょうが汁、こしょう……各少々
万能ねぎ……8本
片栗粉 サラダ油 酒 砂糖 しょうゆ
作り方
(1)豆腐はバットに並べて、さらにバットをのせ、水をはったボールにのせて重しにし、20~30分おいてしっかりと水きりする。別のボールにたねの材料を入れて、粘りが出るまで手でよく練り混ぜ、12等分して小判形にまとめる。万能ねぎは小口切りにする。
(2)豆腐は横半分に切り、さらに縦6等分に切って24切れ作る。ペーパータオルで水けを拭いてまな板に並べ、茶こしを通して片栗粉を薄く全体にふる。豆腐1切れの上にたね1個をのせ、さらに豆腐1切れを片栗粉をふった面を下にして重ねる。残りも同様にする。
(3)フライパンにサラダ油大さじ1を中火で熱し、(2)を並べ入れる。フライ返しでかるく押さえながら両面をそれぞれ3分ずつ焼き、こんがりと焼き色をつける。
(4)酒大さじ1をふって水2/3カップを注ぎ、煮立ったら、砂糖大さじ1、しょうゆ大さじ3を順に加える。フライパンを揺すって煮汁を全体にからめ、ふたをして弱火で8分ほど煮る。器に盛り、万能ねぎを散らす。
オレンジページコトラボ推進部・ひるまん
晩酌好きの日本酒LOVER。全国の酒蔵を訪ね、その土地の料理と地酒を楽しむのがライフワーク。うさぎ占いはアンゴラうさぎ。


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料理/大庭英子 撮影・文/オレンジページコトラボ推進部・ひるまん
『豆腐とひき肉はさみ煮』を作り続けるワケ
【その1】 基本の調味料だけで作れる!
肉だねも、煮汁の調味料も、砂糖、酒、しょうゆ、こしょう、ごま油と、キッチンにある調味料でスイスイできるのがうれしい。豆腐の水きりをしている間に肉だねを準備できるので、段取りもとってもシンプル!
【その2】 作ると絶対ほめられる!
食卓に運ぶと、おお~! という、低いどよめき(?)とともに「おいしそ~!」の言葉が。万能ねぎの鮮やかなグリーンが目に飛び込み、ひと口食べればエンドレス。しっかり味でご飯もお酒もすすみ、称賛の嵐となること間違いなし(笑)。作りがいがある~。
【その3】 何度作っても飽きない!
肉だねに、刻んだしいたけやれんこんを入れるなど、何度か作るうちにアレンジをする余裕も。たとえ豆腐が肉だねからズレてしまっても、焼いた豆腐の表面がめくれてしまっても、おいしさに変わりはないので作るのが楽しい♪