200回以上リピする理由がある。『極上ふわとろフレンチトースト』電子レンジ時短技

『オレンジページ』は今年創刊40周年。誌面で紹介された数万点以上(!)のレシピのなかから、歴代の編集者40名が「リアルに作り続けるレシピ」を、リレーブログで紹介します。
>>前回/口に入れた瞬間とろける…編集者が愛してやまない『ふわふわマッシュポテト』李映林さん
今回紹介するのは、『オレンジページ』歴20年・K合。ふわとろ食感に魅せられて、200回以上リピしたフレンチトーストとは?
飯塚先生と一緒に追求した、究極のふわとろ食感
私がまだ編集部員だった頃に担当した企画です。飯塚先生と一緒に、フレンチトーストで有名なホテルで実際に食べながら打ち合わせをしました。
「フライパンで気軽に作りたい」「卵液を短時間でしっかり染み込ませたい」「食べたときにふわっと柔らかく、ミルクと卵のとろみを感じたい」――そんな話を重ねながら、「ふわとろ」という理想の食感を目指しました。
それから10年以上。夫と娘が一番喜ぶ朝ごはんは、今もこのフレンチトーストです。6枚切りのパンを使ったり、牛乳を豆乳に替えたり、娘の友達が泊まりに来た日はホットプレートで大量に焼いたり。子どもたちが自分で作るようにもなり、気づけば200回は焼いています。
これは私にとって、唯一“目をつぶっても作れる”オレンジページのレシピです。

K合が自宅で撮影
じっくりと蒸し焼きにして仕上げる、王道のフレンチトースト。ふわふわ、とろとろの食感に感動!
『ふわとろフレンチトースト』のレシピ

材料(2人分)

食パン(4枚切り)……2枚
卵……1個
牛乳……180ml
砂糖……大さじ3
バター……大さじ1(約12g)
好みではちみつ……適宜
作り方
(1)食パンを切り、卵液をしみ込ませる

食パンはみみを切り、半分に切って耐熱皿に並べ入れる。ボールに卵を割ってよく溶きほぐし、牛乳、砂糖を加えて泡立て器でよく混ぜ、卵液を作る。食パンの上から注ぎ、食パンを裏返しながら全面にしっかりとからめる。
(2)電子レンジで加熱し、卵液を吸わせる
(1)の耐熱皿を、ラップをせずに電子レンジで1分10秒加熱し、食パンを裏返してさらに1分10秒加熱する。温めることで、卵液がすばやく食パンにしみ込む。加熱後に少しおいて卵液をすべて吸わせる。
(3)ごく弱火で蒸し焼きにする

フライパンにバターを弱火で熱し、溶けたら食パンを並べ入れる。さらに火を弱めてふたをし、かるく焼き色がつくまで5分ほど焼く。裏返し、さらに3~4分焼く。器に盛り、好みではちみつをかける。
アレンジレシピ「つぶつぶいちごソース」

フレッシュないちごをさっと加熱して、さわやかな甘酸っぱさと香りを満喫!
材料(2人分)
いちご……100g
砂糖……大さじ3
レモン汁……大さじ1
作り方
いちごはへたを取って4等分し、大きめの耐熱のボールに、砂糖、レモン汁とともに入れてざっと混ぜる。ラップをして電子レンジで2分加熱し、ざっと混ぜて「ふわとろフレンチトースト」にかける。
オレンジページ アカウントプランニング部・K合
オレンジページ歴20年。編集部で健康・美容・生活・料理を10年ほど担当したあと、広告営業チームへ。うさぎ占いはネザーランドドワーフ。


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料理/飯塚有紀子 撮影/高杉純
『ふわとろフレンチトースト』を作り続けるワケ
【その1】シンプルで覚えやすい配合
材料も工程も驚くほどシンプル。数回作れば手が自然に動くようになります。
卵1個・牛乳180ml・砂糖大さじ3という配合のバランスが覚えやすく、誰が作っても失敗知らず。朝、ぼんやりしている時間でも“体が覚えている”安心感があります。
【その2】どんなアレンジもおいしく仕上がる!
10年以上作り続けてわかったのは、材料が少し変わっても味の軸がぶれないこと。牛乳を豆乳に、パンを6枚切りに替えてもおいしく仕上がります。今回はいちごをオレンジに変えて、仕上げに粗びきこしょうを少し。
フルーツソースなしでも、卵とミルクのやさしい甘みが引き立って、とってもシンプルでおいしいです♪