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編集者が本当に作り続けるオレンジページレシピ40

『オレンジページ』に掲載された料理は、累計何と……数万点以上! 星の数ほどある中で編集者が「リアルに作り続ける」愛用レシピとは?

学生時代から16年。編集者がリピする『もやしと豚しゃぶのわさびマヨサラダ』節約にも

編集者が本当に作り続けるオレンジページレシピ40

『オレンジページ』は今年創刊40周年。誌面で紹介された数万点以上(!)のレシピのなかから、歴代の編集者40名が「リアルに作り続けるレシピ」を、リレーブログで紹介します。

>>前回/【夏でも冷えます】冷え症女子が鬼リピしてる『しょうがの甘酢漬け』と簡単混ぜ寿司

今回紹介するのは、書籍編集担当のBB。大学時代から16年、ずっと食卓に並び続けるコスパ最強のおかずとは?

学生時代に出会った「安くておいしい」の原点レシピ

2009年掲載のこのレシピ。スクラップして、早16年作り続けています。
掲載当時、私は実家暮らしの大学3年生。時間がある日は母と夕飯を作ったり、食事作りを任されたりしていました。食べるのも飲むのも大好きで、「なるべく食費を抑えてたくさん作る!」がモットー
近所に、いつも三つ葉が安すぎる謎の地元密着系スーパーがあり、このレシピを見たときに「これだ!」と思いました。もやし14円、三つ葉50円(しかもときどき半額)。そして使う調味料は、間違いなく家にあるものばかり。大庭英子先生、すばらしすぎる……。倍量で作っても、とてもお安く作れました。
もやしのおいしいゆで方はこれで学び、「ひげ根って取らなくてもいけるじゃないか!」とおいしさに感激した一品です。

編集部・BBが自宅で撮影

ピリッとした辛みがあとを引く、クリーミーな味わい
『もやしと豚しゃぶのわさびマヨサラダ』のレシピ

材料(2人分)

もやし……1袋(約250g)
豚ロース薄切り肉(しゃぶしゃぶ用)……60g
三つ葉……小1束
酢 塩 マヨネーズ しょうゆ 練りわさび

作り方

(1)
もやしはたっぷりの水で洗い、ざるに上げて水けをきる。三つ葉は根元を切り、食べやすい長さに切る。

(2)
鍋にたっぷりの湯を沸かし、豚肉を1枚ずつ広げて入れ、火を弱めてさっとゆでる。肉の色が変わったら、取り出して皿などに広げ、さめたら長さ2~3cmに切る(湯は捨てずにとっておく)。

(3)
もやしは下記「もやしの基本のゆで方」を参照し、(2)の湯に酢、塩を加えて、同様にゆでる。大きめのボールにマヨネーズ大さじ3、しょうゆ小さじ1、塩小さじ1/4、練りわさび小さじ1/2~1を順に入れて混ぜる。もやし、豚肉、三つ葉を加えてあえ、器に盛る。

★もやしの基本のゆで方
(1)大きめの鍋にたっぷりの湯を沸かし、酢大さじ1/2、塩少々を入れて混ぜる。酢と塩を少量加えることで、もやし独特の臭みが取れ、より白くゆで上がる。
(2)もやしを加えてさっと混ぜ、再び煮立ったら、さらに1分ほどゆでる。ざるに上げて水けをきり、そのままおいてさます。

『もやしと豚しゃぶのわさびマヨサラダ』を作り続けるワケ

【その1】材料が少なくて覚えやすい!
もやし1袋、三つ葉1束、豚肉。これさえ覚えていれば、買い物は楽勝! しかも豚肉の量はちょっとでいいので、「何g買えばいいんだっけ……(涙)」とならないのがストレスフリー。調味料は我が家のスタメンたちなので、「これが足りなくて作れない~」「あれがない~」で困ることもなし。

【その2】家計にやさしい材料費!
なんといっても、出費が少ない! もやし、最高です。いまは物価高なので、当時ほどではないですが、それでも家計にやさしい。頻繁にリピートできる大きな理由の一つ(日々のごはん作りではとっても大事!)。もやしだけだとさみしげですが、ここに三つ葉が入ることでランクアップするバランスもすばらしいです!

【その3】作り方が最高に効率的!
豚肉をゆでたあと、その湯で、そのままもやしをゆでる作り方。湯を2回沸かさなくてよくて、「こ・う・り・つ……!」と感動したのを覚えています。そして、私が大好きなオレンジページのやさしさがここに。カッコ書きで入れられた「(湯は捨てずにとっておく)」。やさしいー! 大好き―!

編集部・BBが自宅で撮影

オレンジページ書籍編集担当・BB
2012年入社。『オレンジページ』、『オレンジページCooking』、『オレンジページ通販』担当を経て現在に至る。料理も調理器具も大好き。うさぎ占いはヒマラヤン。過去の連載はこちら

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料理/大庭英子 撮影/川浦堅至