「エスニック料理は好き?」「好き!」
「自分でも作る?」「ときどき作るよ」
「ナンプラーって使いきれる?」「それはノー……!」そう、そこに立ちはだかるはレパートリー不足という名の高い壁。
と思っているあなたに朗報。
ナンプラーは〈だし〉みたいに使うとおいしいんです!!
ナンプラーとは
カタクチイワシなどの小魚を塩漬けにし、熟成・発酵させてつくるタイの調味料(魚醤)。独特の香りとしっかりとした塩けが特徴。
ナンプラーを使ったレシピはこちら。もともと魚介のうまみが凝縮しているナンプラー。料理に入れるだけで、まるで〈だし〉をベースにしたような、奥深い味わいになるというわけ。
たとえば、
郷土料理として有名な「山形だし」をナンプラーベースにアレンジ!そうめんや中華麺にかけると、いつもとひと味違ったエスニック風味がくせになりそ~。
夏野菜がモリモリとれて保存がきくのもうれしいポイントです。
●ナンプラーで作る『なすときゅうりのエスニックだし』のレシピ
材料(作りやすい分量)
なす……4個
きゅうり……2本
しょうがのみじん切り……2かけ分
〈たれ〉
赤唐辛子(種を取ったもの)……1/2本
ナンプラー……1/4カップ
酒……1/4カップ
みりん……70ml
酢……大さじ2
【作り方】
(1)なすはへたを取り、5mm角に切る。きゅうりはへたを切り、縦半分に切ってスプーンなどで種をこそげ、5mm角に切る。なす、きゅうり、しょうがを耐熱のボールに入れる。
(2)小鍋にたれの材料を入れて混ぜ、中火にかける。煮立ったら、(1)のボールに注ぎ、全体を混ぜる。
【保存の目安】
清潔な保存容器に入れ、冷蔵で4日間保存可能。
煮立たせた熱いたれと野菜を混ぜることで味なじみがよくなります。
麺のほかに、豚しゃぶにもぴったり。

みずみずしい夏野菜とナンプラー特有の香りの『なすときゅうりのエスニックだし』。
これさえあれば、暑い日も箸がどんどん進みそう!
ナンプラーが使い切れなくて困っているあなたも、エスニック料理ラバーなあなたも、ぜひお試しください♪
(
『オレンジページ』2022年8月2日号より)
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