夏野菜の大定番「
きゅうり」。みずみずしくさっぱりとした味わいで、暑くなると毎日のように食べている、なんて方も多いのでは。
麺やサラダ、あえもの、漬けもの……さまざまな料理に活躍するきゅうりですが、じつは
メニューに合わせた切り方が重要!
そう教えてくれたのは、女子栄養大学短期大学部・食物栄養学科の児玉先生。
例えば夏に食べたくなる、こちらのメニュー。
>>五目冷やし中華のレシピを見る
「冷やし中華」をおいしく食べるためにきゅうりを切るなら、【斜めにせん切り】を!

きゅうりの繊維は、縦に走っているので……


斜め薄切りにしてからせん切りにすることで、皮が均一に端に残ります。そのため水分が出やすくなり、柔らかな食感に。調味液や他の食材ともなじむので、混ぜて食べる料理に向いています。
「
春雨サラダ」や「
三色なます」などにもむいた切り方です。
ちなみに……
きゅうりの存在感を残して、食べごたえを出したいメニューなら、【縦にせん切り】を!

これは、味の濃いたれにも負けない切り方で、「ジャージャー麺」やごまだれの「冷やし中華」なら、こちらがおすすめ!

繊維にそって切ると、皮が全体に入る部分ができるため、ポリポリとした食感が楽しめます。「
棒棒鶏(バンバンジー)」にも向いていますよ。
\最後にまとめを!/
●きゅうりは水分が多く、切り方・繊維の断ち方次第で、出てくる水分量がぐんと変わり、調味液のしみ込み方や食材とのなじみ方にも違いが出る。
●皮がしっかりしているので、その残りぐあいでも食感に差が出る。
メニューにあった切り方をして、この夏もぞんぶんにきゅうりを楽しんでください!
(『オレンジページ』2018年7月17日号より)
【関連記事】
簡単おいしい『きゅうり』の大量消費アイディアレシピ 5品炒めておいしい! 簡単『麻婆きゅうり』のレシピ【フードロス対策】しなびたきゅうりを生かす&復活させる裏ワザ