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オレンジページのベテラン編集者たち

入社25年(つまり四半世紀)以上のベテラン料理編集者4人が「うちごはん」について気ままに、赤裸々に語るリレー連載。個人的好み全開のオリジナルレシピのおまけつき。


vol.13

入社26年目 計量が苦手な山田の場合
『キムたま大根スープ』

 

突然ですが「この料理の理想形ってこういうものだよね~という自分の中での当たり前が、実はだれかのそれと全然違っていることにある日突然気づいて唖然」という経験、ありませんか? 私はこれが結構家庭内で勃発すること多々で、夫婦でもめた挙句、その後一切作らなくなったという料理がいくつかあります(笑)。

その筆頭はコロッケ。実家の母直伝のコロッケは、たねに鶏ひき肉と玉ねぎが入っているタイプで、いもの比率が多かった・・・・・・。私はこれにソースではなくマヨしょうゆをつけて食べるのが大大大好きで、結婚してほどなく作ってみたわけです。そうしたらもう一人(旦那のこと)から一言「これ、マッシュポテトじゃん」。鶏肉を使うコロッケが異端であることは当然承知していましたが「パン粉をまとって揚がったいもに対してマッシュポテトとは(怒)」と大人げなく逆ギレ。以来二十年以上、、わが家の食卓に手製のコロッケは一度も登場しておりません(笑)。

今回紹介するスープは、そんな夫婦間の見解の相違を乗り越えて、わが家の食卓にたびたび登場するようになった一品。「キムチ鍋」の理想形について意見が全くかみ合わず、しばらく試行錯誤した結果、もう一人のイメージに近いものは「鍋」として、私がおいしいと思うものは「スープ」として定着したんですが、このスープ、いろいろとアレンジができるのも気に入っているポイントです。

ご飯を投入して雑炊を作ったり、ラーメンのスープとして活用したり・・・・・・。キムチの効果か、食べすすめるうちに、ちょっと汗ばむくらい体があったまって、ほんとーにおいしいんですよ。にらを入れてみたり、ちくわを油揚げにしてみたり。計量が苦手、決め事が苦手な私の本領をいかんなく発揮できる懐の深さがまた、いいんですよね~(笑)。

 

  • 今回作ったスープの材料はこれだけ。冷蔵庫に常備してるもんだから「ちくわ」を使いましたが、半端に残った豚肉とか「さば缶」「ツナ缶」とか使ってもおいしくできると思います。お好みで~。


  • 雑貨屋でほこりをかぶっていたところを発見し、嬉々として連れ帰った「えび鍋(わが家での呼称)」は大のお気に入り。火にかけられるので、一人用小鍋として大活躍しています。

オレぺの中の人のうちごはんレシピ

『キムたま大根スープ』

キムたま大根スープ

材料
(作りやすい分量)

  • 大根 200g
  • 白菜キムチ 50g
  • ちくわ 2本(今回は小さめで50gくらい)
  • 卵 2個
  • 万能ねぎの小口切り 好きなだけ
  • ごま油 しょうゆ 塩 こしょう

作り方

  1. 大根は皮をむき、なんとなく薄めのいちょう切りにする。ちくわは端から薄切りにする。卵は溶きほぐす。
    ⇒短時間でわーっと煮るので、大根は結構薄めに切ったほうがいいかもです。
  2. 鍋にごま油大さじ1を中火で熱し、ちくわとキムチを順に加えてかるく炒める。さらに大根を加えて炒め、全体に油が回ったら水3カップを加える。ちょっとだけ火を強め、煮立ったら中火にしてふたをし、6~7分煮る。
    ⇒ちくわとキムチをさっと炒めると香ばしい風味が加わる気がします。ちくわって焦げつきやすいので、炒めはじめたら目を離さないようにしてくださいね。以前、うっかり放置して、鍋にひっつくし、焦げるしで閉口した経験がある者として、念のため(笑)。
  3. 大根が柔らかくなったら、しょうゆ大さじ1くらい、塩小さじ1/2くらい、こしょうたっぷりを加えて混ぜ、ひと煮する。最後に溶き卵を回し入れ、卵が好みの具合に固まったら火を止める。器に盛って、万能ねぎをパラパラっと散らす。
    ⇒正直、調味料の分量はあくまで目安。キムチの味によっても様子が変わるし、私は一皿食べ終わって「あ~、おいしかった」と思いたい派なので、普段は一口で満足するようなしっかり味にはしません。がしかし、お酒のあと、もしくは二日酔いのときなどは、塩の分量を増やしたり、市販のうどんスープの素なんかをちょっと入れて、いつもより濃いめの味にするのが常。そのとき自分の欲する味に自由に仕上げるのが正解です(笑)。
山田かおり
Editor No.01 山田かおり(通称・山先輩)
大学卒業後、1994年にオレンジページに入社。料理にも編集にもまるで興味がなかったのに、オレンジページ編集部に配属。料理編集者の道を歩み始める。以来ずーっと料理企画を担当。料理編集者でありながら、計量と甘いものが苦手という変わりだね。プライベートではプロレスと酒をこよなく愛し、夫と愛猫1匹、リクガメ夫妻と暮らす。

山田のうちごはんレシピ、
こちらにもあります。

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