真ん丸でパンッと張りのある金柑(きんかん)は、冬の間にだけ登場するくだもの。ほろ苦くて甘く、皮ごと食べられるのが特徴です。
そんな金柑でぜひ作りたいのが『
金柑の甘露煮』。ことこと煮て甘いシロップに漬け込んだ金柑は、そのままはもちろん、アレンジして食べてもおいしいんです。
簡単な作り方とアレンジメニューを紹介します!
『金柑の甘露煮(シロップ煮)』の材料(作りやすい分量)と作り方
(1)金柑20~25個はへたを取り、つま楊枝で全体に穴をあける。たっぷりのお湯で一度ゆでこぼす(えぐみがなくなる)。
(2)金柑を鍋にもどし、金柑の重さの1/2量くらいの砂糖、かぶるくらいの水を加え、弱めの中火でことこと煮る。煮立ったらアクを取って弱火にし、さらに15分ほど煮る。金柑を保存容器に取り出し、煮汁だけを中火で10分ほど煮つめ、とろみがついたら火を止める。
(3)(2)に煮汁を注ぎ、さめたらレモン汁を約大さじ1回しかける。レモン(国産)を1切れ加えておくと、香りもつくのでおすすめ。
【保存期間】清潔な保存容器に入れ、冷蔵で約2週間ほど。
『金柑の甘露煮』のアレンジメニュー
金柑ティー
温かい紅茶に、砂糖がわりにきんかんを2~3個ぽとり。甘さがじんわり広がって、湯気といっしょにさわやかな香りが立ち上るおいしいお茶に。
金柑ジャムトースト
こんがりトーストにのせて、パンの上できんかんをむぎゅっとつぶせば、即席ジャムのでき上がり。シロップがしみしみのところがたまらない~!
金柑とモッツァレラのサラダ
半分に切った金柑、裂いたモッツァレラチーズ、ベビーリーフとあえ、オリーブオイルをかけて塩少々をふる。白ワイン合わせれば、最高のマリアージュに。
金柑をことこと、ゆっくりと煮るのも楽しい時間♪ でき上がりはつやつやと美しく、達成感もありますよ。金柑が旬のうちに、ぜひ作ってみてくださいね。
(
『オレンジページ』2023年2月2日号より)
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