※この記事は2023年8月1日に再編集しています。
今日ご紹介するのは
夏野菜をふんだんに使った『
だし香る和風カポナータ』!
〈カポナータ〉というと煮込むイメージがありますが、こちらは焼いた具材をマリネしてできあがる、簡単さがうれしいレシピです。
〈
なす〉〈
ズッキーニ〉〈
トマト〉の夏野菜三銃士と、うまみたっぷりの鶏もも肉を組み合わせた
しっかり味ながら、レモン1/2個分のしぼり汁を使ってさっぱりとした
清涼感と両立させた、珠玉の一品。
マリネしていて保存もきくので、作りおきにはもちろん、お弁当のおかずにも大活躍すること間違いなしです!
『カポナータ』とは?
『カポナータ』はイタリアのシチリア島発祥の、甘酸っぱい味つけの野菜の煮込み料理のこと。シチリア特産のなすを中心に、玉ねぎ、トマトなどを使い、本来は素揚げした野菜を煮て作られます。
材料は『ラタトゥイユ』と似ていますが、『カポナータ』は酸味があるのが特徴です。
『だし香る和風カポナータ』のレシピ
材料(2~3人分)
なす……4個
ズッキーニ(小)……1本
ミディトマト……4個
玉ねぎのくし形切り……1/2個分
鶏もも肉(小)……1枚(約200g)
にんにくの薄切り……2かけ分
塩……少々
こしょう……少々
小麦粉……適宜
粗びき黒こしょう……適宜
〈マリネ液〉
だし汁(濃いめ)……1/2カップ
レモン汁……1/2個分
しょうゆ……大さじ4
砂糖……小さじ2
粗びき黒こしょう……少々
オリーブオイル……大さじ5
【作り方】
(1)なすとズッキーニはへたを切り、皮をしま目にむいて、幅1.5cmの輪切りにする。トマトはへたを取り、縦半分に切る。鶏肉は大きめの一口大に切り、塩、こしょうをふって、小麦粉を薄くまぶす。ボールにマリネ液の材料を混ぜる。
(2)フライパンにオリーブオイルとにんにくを弱火にかけ、香りが立ったらにんにくを取り出す。鶏肉を皮目を下にして入れて強火にし、両面がこんがりとするまで焼いて、バットに取り出す。
(3)ズッキーニ、なす、玉ねぎを順にそれぞれ焼き色がつくまで焼く。(2)のバットに移し、熱いうちにマリネ液を回しかける。にんにくとトマトを加え、全体を混ぜる。30分ほどおいてさまして器に盛り、粗びき黒こしょうをふる。
※冷蔵で3日ほど保存可能。
トマトは最後に加えてフレッシュ感を出すのがポイント。この〈カポナータ〉は、マリネ液に和風だしやしょうゆなど、おなじみの調味料をチョイスして和テイストに仕上げているから、あつあつのご飯にだってぴったり!

にんにくオイルとうまみ抜群のだしが口の中にじゅわっと広がる瞬間は、まさに至福の時……。
今が旬の夏野菜を一度に堪能できるなんて、とってもぜいたくですよね。
レモンの風味がなんともさわやかで、夏バテぎみで食欲が低下していてもパクパク食べられちゃいます。
さっぱりしているけど、あとを引く味わいがたまらない『だし香る和風カポナータ』。
この夏の定番メニューにしてみてはいかが?
(『
2022オレンジページCooking夏 「絶対おいしく! 夏野菜」』より)
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