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もちっ、むにゅ~!新感覚『みたらしドーナツ』レシピ/魅惑の新食感の秘訣を解説

大人気のおやつ〈ドーナツ〉を和風&新食感にアレンジ!

柔らかいけど餅ではないこの食感……。いうなれば〈もちもちむにゅ〉!?
今までにないおいしさに夢中になること間違いなしですよ♪

もちむにゅ食感の秘訣

もち米100%である白玉粉でもちもち感をキープしつつ、片栗粉をプラスして軽やかに♪ 薄力粉にこの2素材を合わせることで、弾力と柔らかさを兼ね備えた新食感が生まれます。

粉と液体をなじませ、白玉粉にしっかり水分を含ませるのがコツ。白玉粉に含まれるでんぷんに水を吸わせて加熱することで、弾力のある食感に。さらに生地をねかせることで全体がよりなじみ、ふくらみが均一になります。

『みたらし和ドーナツ』のレシピ

材料(6個分)

〈粉類〉
白玉粉……100g
薄力粉……40g
片栗粉……10g
砂糖……大さじ4
ベーキングパウダー……小さじ1
塩……小さじ1/2

〈液体〉
牛乳……大さじ1
米油(またはサラダ油)……小さじ1
溶き卵……10g

米油(またはサラダ油)……適宜

〈みたらしあん〉
砂糖……小さじ1
しょうゆ……小さじ1
みりん……小さじ1
メープルシロップ(なければはちみつ)……小さじ1
片栗粉……小さじ1/2
水……大さじ2

下ごしらえ
・10cm四方に切ったオーブン用シートを6枚用意する。
・ボールに液体の材料を混ぜ合わせる。

作り方

(1)

厚手のMサイズの保存袋に〈粉類〉の材料を入れ、袋の口をしっかりと閉じ、かるく振るようにして全体を混ぜる。水80mlを加え、袋の空気を抜いて再び口を閉じ、かるくもみ混ぜる。

(2)

ひとまとまりになったら、全体が均一になじむまで袋の上から4分ほどこねる。途中で弾力が出てきたら、作業台に押しつけるようにして体重をかけてこねる。

(3)

(2)に下準備した液体を加えて袋の口をしっかりと閉じ、全体が均一になるまで2分ほどよくもみ混ぜる。作業台に置いて生地を薄くのばし(このときだまがあればつぶすようにしてなじませる)、冷蔵庫で40分ほど置く。

(4)

フライパンに米油を高さ2cmくらいまで入れ、低温に熱する。手に水少々をつけて(3)を1/6量(50gが目安)ちぎり、直径4cmほどの大きさに丸めて下準備したオーブン用シートにのせる。同様にしてもう2個作る。
※160℃。乾いた菜箸の先を底に当てると、細かい泡がゆっくりと揺れながら出る程度。
【POINT】手につける水の量が多いと生地がゆるくなってしまいます。本当にちょっとでOK!

(5)

生地をかるく押さえてから、水でぬらした指を中央に挿してくるくると回し、直径3cmの穴をあける。
【POINT】(4)と同様に、手につける水の量は本当にちょっとで◎!

(6)

(5)をシートごと耐熱のへらにのせ、(4)のフライパンにすべらせるように入れる。

弱めの中火でそのままさわらずに1分ほど揚げ、上下を返してシートをはがす。ときどき返しながら、薄茶色に色づくまで3分ほど揚げる。ペーパータオルを敷いたバットに取り出し、油をきる。残りの生地も同様に成形して揚げる。

(7)

口径13cmほどの耐熱のボールにみたらしあんの材料を入れてよく混ぜる。ふんわりとラップをかけて電子レンジで30秒加熱する。取り出してよく混ぜ、同様に電子レンジでさらに30秒加熱してよく混ぜる。さらに20秒加熱して混ぜ、とろみがついて透明感が出てきたら粗熱を取る。
※状態が変わらない場合は、20秒ずつ加熱し、よく混ぜる作業を繰り返す。

(6)を1個ずつ手で持ってボールに入れ、片面のみにみたらしあんをつける。バットなどに並べてあんを乾かす。

とろ~りつやつやのみたらしあんが、もっちり柔らかい生地にマッチ!
メープルシロップでほんのり洋菓子感をプラスするのが、おいしさのポイントです。

食感を楽しむためにも、当日中に食べるのが◎。
いつもとひと味違うおやつを楽しみたいときにぜひどうぞ!

教えてくれたのは…
髙山 かづえタカヤマ カヅエ
料理家

出版社の編集アシスタント、料理研究家のアシスタントを経て独立。素材の食感や香りをいかしたシンプルな料理から、華やかなおつまみまで、日々の食事を大切にしながら楽しむレシピを提案している。すぐにまねしたくなるような、ほめられる盛りつけに定評がある。

詳細はこちら

『オレンジページ』2025年12月2日号より)

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料理/高山かづえ 撮影/高杉 純  スタイリスト/渡会順子 文/編集・伊藤