韓国にルーツを持つコウさんが昨今のブームの中であらためて見つめなおしている「韓国」。食はもちろん、郷土、旅、映像、音楽、文学、美容など、あらゆるジャンルのカルチャーからまさに今コウさんが見ている、感じている韓国についてつづり、料理を作る連載です。
ハン・ガン「菜食主義者」野菜と麦ご飯のビビンパ/コウケンテツのKカルチャーご飯。ノーベル文学賞

書籍編
『菜食主義者』ハン・ガン著

ハン・ガン著 きむ ふな訳

波線ブロック
『菜食主義者』ハン・ガン著
「歴史的なトラウマに立ち向かい、人間の命のもろさをあらわにする鮮烈な詩的散文」と評され、2024年にアジア人女性として史上初、また韓国人として初めてノーベル文学賞を受賞したハン・ガン。『菜食主義者』はそのハン・ガンが世界に注目されるきっかけとなった連作小説です。ある日肉食を拒否してベジタリアンになり、ついには食べる行為そのものを拒否するようになってしまう主人公のヨンへ。彼女の行動と心の変化がヨンへの夫、義兄、姉のインへの3人の視点で描かれています。



野菜と麦ご飯のビビンバ風
〈ポリパプ〉は麦ご飯のこと。韓国では素材ごとに味つけしたナムルの皿と並べ、食べるときにビビンバのように混ぜていただきます。

1. 米は洗ってざるに上げ、炊飯器の内がまに入れる。1合の目盛りまで水を加え、もち麦と水1/2カップを加えて普通に炊く。ごぼうは包丁の背で皮をこそげて洗い、斜め薄切りにしてから細切りにし、水に5分ほどさらして水けを拭く。にんじんは皮をむいて斜め薄切りにしてから細切りにする。
2. フライパンに湯を沸かして大豆もやしを加え、中火で5分ほどゆでる。水にとって冷やし、水けを絞る。ボールに入れ、豆もやしナムル用の材料を加えて混ぜる。
3. フライパンにごま油大さじ1を中火で熱し、にんじんを加えて炒める。しんなりしたらにんじんナムル用の塩を加えて混ぜる。取り出して白いりごまを加え、混ぜる。同じフライパンにごま油大さじ1を中火で熱し、ごぼうを加えて炒める。しんなりしたら、粉唐辛子以外のごぼうナムル用の材料を加えて炒める。好みで粉唐辛子をふる。
4. サムジャンの材料は混ぜる。麦ご飯、各種ナムル、レタス、青じそ、サムジャンを器に盛る。好みの具材とサムジャンを麦ご飯にのせ、全体を混ぜて食べる。
(1/3量で470kcal、塩分2.2g )


コウ ケンテツ さん
食材のよさを生かした手軽な家庭料理の数々が人気の料理家。YouTube公式チャンネル「Koh Kentetsu Kitchen」で秘伝のレシピを公開中。高2、中2、小3の1男2女の父。
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料理・日記/コウ ケンテツ 撮影/田村昌裕〈FREAKS〉 スタイリング/駒井京子 取材・文/田中祐子 熱量・塩分計算/五戸美香(スタジオナッツ)
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