初めてトライするお菓子でも失敗知らず。そんな素材の配合が、「黄金比率」です。
黄金比率で作る『基本のマドレーヌ』のレシピ/しっとり焼ける・初心者でも失敗なし!

シンプルだから作りやすい
マドレーヌ
の
黄金比率
バター
90
g
卵
2
個
砂糖
60
g
はちみつ
20
g
薄力粉
100
g
べキングパウダー
小さじ
1/2
香ばしく、ぷっくりと焼き上がった姿は
かわいらしさ満点です。
たっぷりのバターとはちみつのおかげで、
しっとり、リッチな風味に。
マドレーヌ

マドレーヌといえば、特徴的な貝殻の形。
きれいに焼き上がるように、型は溝の底までていねいにバターを塗り、粉をしっかりとふっておきましょう。
生地は材料を混ぜるだけ、とシンプル。
ただし、グルテンができすぎると食感がそこなわれるので、混ぜすぎには注意。
ねかせてから焼くことで、バターがなじんできめが細かく仕上がります。
材料(12個分・6個取りのマドレーヌシェル型2回分)
バター(食塩不使用)
90g
卵(Mサイズ)
2個
グラニュー糖(または上白糖)
60g
はちみつ
20g
薄力粉
100g
ベーキングパウダー
小さじ1/2(2g)
今回使った型は
貝の形を模したシェル型。なければ、菊形のアルミカップを使っても。その場合、型の下準備は不要。焼き時間は、同様に10分焼き、竹串を刺して生地がついてこなければOK。様子をみながら調整して。

下準備
●
器にグラニュー糖を計量し、中央をくぼませ、その上に重ねてはちみつを計量する(こうすると、はちみつを器に残さずに加えられる)。
●
型用のバター(食塩不使用)5g程度(分量外)を室温にもどし、マヨネーズくらいの柔らかさにする。
●
薄力粉にベーキングパウダーを加え、ざっと混ぜてから、万能こし器でふるう。
作り方
1
型に、柔らかくしたバターを刷毛(なければ指)で薄くまんべんなく塗り、茶こしを通して薄力粉(分量外・あれば強力粉※)をしっかりとふる。型を裏返して作業台にかるくたたきつけ、余分な粉を落とす。バターが溶けないよう、型は冷蔵庫に入れておく。
※強力粉のほうが薄くつき、仕上がりがきれいになる。

2
小さめのフライパンに高さ2㎝ほどの湯を沸かし、火を止める。耐熱の器にバターを入れ、器ごと湯に入れて溶かす。溶けたらそのまま置いておく(温かい状態で加えると混ぜやすい)。

3
ボールに卵を割り入れ、泡立て器で溶きほぐす。グラニュー糖、はちみつを加え、すり混ぜる。薄力粉、ベーキングパウダーを加え、円を描くように混ぜる。粉っぽさがなくなればよい(混ぜすぎないようにする)。

4
②の溶かしバターを③のボールに少量ずつ加えながら混ぜる。バターの筋が見えなくなればOK。ボールの側面についた生地をゴムべらでこそいで中央に寄せ、ラップをかけて冷蔵庫で2時間ほどやすませる。

5
オーブンを180℃に予熱する。①の型と④の生地を冷蔵庫から取り出す。生地をスプーンで5~6回ぐるっと混ぜてから、型の八分目まで流し入れる。型をオーブンの天板にのせ、180℃のオーブンの下段で10~13分、ぷっくりとふくらんだ部分にも焼き色がつくまで焼く。

6
オーブンから取り出し、型をかるくたたきつけてマドレーヌをはずす。ふくらんだ面を下にして網にのせ(表面の貝殻模様に網目がつかないようにする)、さます。作り方①と同様に型の下準備をし、残りも同様に焼く。ただし型は冷やさずに、すぐに生地を流し入れてよい。
(1個分120kcal、塩分0.1g)

動画で作り方をチェック

料理/荻田尚子 撮影/福尾美雪 スタイリング/池水陽子 熱量・塩分計算/五戸美香(スタジオナッツ)