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井上咲楽のすこやか発酵ごはん

陶器の街・益子町生まれ。幼いころから料理に親しみ、実家の台所や食卓にはつねに「発酵食品」があった……。そんな井上咲楽が、自家製の調味料や、お気に入りの発酵食品などを紹介していく「発酵ごはん」連載です! はつらつとした彼女のすこやかさの秘訣がここにアリ!?

井上咲楽さん「塩1:麹3:水3を混ぜるだけ」愛しの自家製塩麴の作り方&アレンジ

2024.09.05


塩麹なしでは私の料理は完成しない。

そう言い切れるくらいに私の料理には塩麹が登場する。
使いはじめたきっかけは、実家の台所にあった白くてモコモコしたものが詰まっているびんだった。不思議な見た目の塩麹に、生き物として心をひかれた。

「塩麹、自分で簡単に作れるよ。咲楽も作ってみたら?」

母にそう言われて私も作ってみることに。

実際に材料も作り方もとてもシンプルなものだった。


塩、麹、水を1:3:3で合わせ、あとは毎日かき混ぜるだけ
こんなに簡単なのか〜と拍子抜けしたのを覚えている。

塩麹作りは材料を合わせたその瞬間からおもしろい。
さっきまでただの塩、麹、水だった材料が、合わせた瞬間にぷくぷくと泡を出しはじめる。まるで命を吹き込まれたみたいだ。

それから常温に置き、毎日かき混ぜて夏場なら1週間くらい、冬場だと気候にもよるが10日から2週間くらいで完成する。


どろっとしたりモコモコしたり、日々変化する塩麹がかわいくてしかたない
かわいいうえに、料理をよりおいしくしてくれる魔法のような調味料なのだ。

塩麹を使いまくっていることをSNSで発信すると、

「塩麹、使ってみたいですが買っても使いきれる自信がないです!」
「さくらちゃんが使っているレシピ以外だと何に使えばいいんですか?」

というコメントをよくいただくが、はっきり言って何にでも使えると思っている。

和だったら、煮ものに使うと味がグッと深くおいしくなる
もっと身近な和だと、私はおみそ汁にほんの少し入れる。みそと塩麹、2つの発酵食品が一度に摂取できて効率もいい。

洋だったらオムライスに入れるのがおすすめだ。
これは妹たちに大人気で、ケチャップライスを作るとき、ケチャップといっしょに塩麹を入れて少し煮立たせると洋風スープの素がいらないくらいにこくが出る。

ほかにも、塩麹とレモン汁とごま油を混ぜたドレッシングは野菜がもりもり食べられる味なので、何度もリピートしている。

といった感じで、いくらでも使いみちはある。

「味が決まらないなー。もう少し何かが欲しい」と思ったとき、ちょっとこくが欲しいとき、塩の代わりに……とっても優秀な塩麹。

調味料というか、もはや生き物だと思っている。
みなさんにもぜひ、塩麹を育ててめでて、味わってほしい。


PROFILE

井上咲楽(いのうえ・さくら)
1999年、栃木県生まれ。2015年「第40回ホリプロタレントスカウトキャラバン」を経て芸能界入り。「おはスタ」「新婚さんいらっしゃい!」など、バラエティ番組で見せる明るいキャラクターで人気を博す。NHK大河ドラマ「光る君へ」に出演。2024年5月、『井上咲楽のおまもりごはん』を出版。「発酵食品ソムリエ」資格、「食品衛生責任者」の資格も持つ。

文・写真/井上咲楽 バナー・プロフィール画像/大森忠明

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