広島県尾道市の牡蠣養殖場を訪れた際に「絶対おいしい!」と想像して作ったのが今回紹介するアヒージョ。ごく弱火で軽くやさしく加熱するから、牡蠣はレア! 縮むことなく柔らかく、生牡蠣ならではのミルキー感が健在。低温でじっくり加熱したねぎ油の中でおぼれるプリプリの牡蠣……想像しただけでたまらないですよね。お気に入りのおいしい食べ方も紹介しているので、動画をチェックして、ぜひ年末年始にお楽しみください。>>これまでの『クリトモ式』レシピはこちらから ここがクリトモ式! 生食用の牡蠣を使ってレアな牡蠣のミルキー感を堪能 牡蠣をレアで食べたいから、生食用を使うのが最大のポイント(加熱用では作らないでくださいね)。牡蠣のミルキー感、チュルンと感を思う存分楽しみます! ちなみに今回使ったのは、北海道・仙鳳跡(せんぽうし)の牡蠣です。 アヒージョ後のオイルを使ってねぎの香り&牡蠣エキスしみしみパスタを! アヒージョのオイルには、九条ねぎの香りや甘み、牡蠣エキスが溶け出しています。というわけで、オイルを活用してパスタを楽しむのが私のお決まり。これを作らずして牡蠣のアヒージョは終われませんね。詳しい作り方は、動画でチェックしてください。 クリトモ式『牡蠣のアヒージョ』のレシピ 材料(2~3人分) 生食用牡蠣(大)……6個九条ねぎ……1本にんにく……1かけ塩……少々(ひとつまみくらい)オリーブオイル……適宜 作り方 (1)牡蠣は水洗いして汚れを取り、水けをよく拭き取る。にんにくは包丁の腹で押さえてつぶす。九条ねぎは長さ5cmに切る。(2)スキレットや小さめのフライパン(直径約20cm)にねぎを入れ、牡蠣、にんにくをのせて塩をふる。オリーブオイルをひたひたにかけ、ごく弱火にかける。(3)オイルがくつくつと沸騰したら牡蠣を裏返し、ねぎに火が通ったら完成。 オリーブオイルはたっぷりと! このオイルが最高においしくなるんです。 ごく弱火で加熱、ねぎに火がとおればOK。牡蠣は表面だけに火が通り、中はレア。 焼いたバゲットにクリームチーズを塗り、ねぎと牡蠣をのせていただくのが好き。プリッとはみ出さんばかりの牡蠣が最高! レアだからこそのミルキー感! たまりません〜 今回の友さんこぼれ話。お弁当のお供に欠かせない!全国各地のふりかけにハマっています 今年の春から東京農業大学応用生物科学部に入学し、女子大生となった私、毎日学校にお弁当を持って行っています。よく持参しているのは、おにぎり。魚屋なので、冷凍保存している大好物のすじこを入れたおにぎりを持参するのが定番なのですが、ふりかけのおにぎりも大好き。「のりたま」「ゆかり」といった定番、わさびがきいた「しげき」、その他、日本各地のご当地ふりかけを試すのも好きで、気づけばふりかけコレクションがこんなに増えていました。最近のお気に入りは伊豆の漁師料理「塩鰹」のふりかけ(写真左上)。塩漬けにしたカツオを使ったふりかけで、うま味が濃くて最高です!>>「向いてると思う。トモは料理上手だよ」。母・栗原はるみの言葉で料理の道へ。栗原友さんインタビュー栗原友 愛称は「クリトモ」。母は料理家の栗原はるみさん、父は元キャスターの故・栗原玲児さん。弟の心平さんも料理家。築地の鮮魚店「クリトモ商店」を営む傍ら、スーパーオオゼキの顧問としても活躍。著書に『ひとりぶん、ふたりぶん 刺身パックでさかなつまみ』(プレジデント社)など。Youtubeチャンネル「クリトモ式」▶https://www.youtube.com/@user-fv7kn8mv7h