さまざまなジャンルで活躍している「あの人」にフィーチャー。今、向き合っていることや日々の暮らしなどについて語っていただきます。 インタビューの記事はこちらもチェック
2023.10.11
高校1年生役で映画「Gメン」主演。岸優太さんインタビュー「カップ麺の焼きそばが青春の味」
しまざき はるか/1994年、埼玉県生まれ。2009年AKB48のオーディションに合格し、芸能界デビュー。16 年卒業。テレビドラマ「ゆとりですがなにか」(日本テレビ系)、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」、映画「さかなのこ」、舞台「新ハムレット~太宰治、シェイクスピアを乗っとる⁉~」などに出演。その他映像、ラジオなど幅広く活躍。公式HP
この先、
大人の生きやすさを得たい気持ちと、
子どもの心を失いたくない
気持ちがあります
今月13日(金)から全国公開される映画「ゆとりですがなにか インターナショナル」に出演する島崎遥香さん。自身も主人公たちと同じ〈ゆとり世代〉として育ちました。
「ふだん、自分がゆとり世代だな、と感じたことはなかったんですが、脚本を読んで〈私たちってこういうふうに見られていたんだ〉と気がつきました」
2016年に放送されたドラマ「ゆとりですがなにか」は、社会の中で苦悩するゆとり世代の姿をコミカルに描き、笑いと共感を呼んだヒット作。島崎さんは、造り酒屋・坂間酒造を経営する坂間家の末娘ゆとりを演じました。
「ガヤガヤした坂間家で、ゆとりは家族をちょっと俯瞰している子なのかな? と。ドラマのときは社会に対して反発したり、どう生きたらいいのか、ともがいていた彼女も、映画ではちょっぴり大人になった気がします」
初めて一人で出演したドラマとしても印象に残っているとか。
「まわりにAKBのメンバーがいない環境にも、たくさんの俳優さんたちとのお仕事にも慣れていなくて……。未知の世界に、すごく緊張したのを覚えています」
それから7年、ドラマと同キャストで続編の映画化が実現。
「みなさんと顔を合わせたとたん、すっとゆとりに戻れました。実家に帰ったような懐かしい感覚になって。当て書きなんじゃないかな? と感じるくらい、自然に演じることのできる役なんです」
この夏にはPARCO劇場の舞台で大役を熱演し、俳優としてさらなる成長を遂げた島崎さん。
「お芝居は本当に大変だったけど、30歳を前にこの舞台にチャレンジできたことが、今後大きな経験値になるだろうと思っています」
この先「もう少し〈生きやすい自分〉を見つけていきたいと思う一方、心の奥底に〈子どものまま、自由な心でいたい〉気持ちがある」と語る島崎さん。座右の書は、祖父が幼い日に贈ってくれたサン=テグジュペリ著『星の王子さま』だそう。
「私とは生きている時代も、国も違う人が書いたのに、心に響く。ページを開くと、人間の欲や心って、昔も今もそんなに変わらないのかな、と感じますね」
「最近は氷の削り方も選べるし、メニューも豊富なんです」。かき氷愛をそう熱く語る島崎さん。趣向を凝らした創作かき氷で有名なフレンチ「デギスタシオン」にも「予約の激戦を突破して行ってきた」そう。「この前はスペイン産生ハムがトッピングされたかき氷を頼みました。生ハムの塩けとシロップの甘さがマッチして、とってもおいしかったです♡」。
大ヒットドラマ「ゆとりですがなにか」の面々がスクリーンに再集結! 仕事、恋、友情、家族に悩む「ゆとり世代」の坂間正和(岡田将生)、山路一豊(松坂桃李)、道上まりぶ(柳楽優弥)に、令和もまた人生の試練が⁈ 不倫疑惑、動画配信、グローバル化……。宮藤官九郎脚本によるハイスピード&ハイテンションな社会派コメディ。
(『オレンジページ』2023年10月17日号より)
撮影/鈴木康史 取材・文/待本里菜 ヘア&メイク/信沢Hitoshi スタイリング/黒瀬結以 [掲載協力]AIKON CHARLES & KEITH JAPAN natsumi osawa
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