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榎本美沙の日本全国まだ見ぬ発酵フードのセカイ

感動のおいしさ!発酵マイスターが推す愛媛県宇和島・井伊商店の麦味噌【榎本美沙さん連載】

2024.05.25

みなさま、こんにちは! 料理家、発酵マイスターの榎本美沙です。

この連載では、出張で立ち寄った醸造所、旅先の道の駅……などなど、私がさまざまなところで出会った、魅力的な〈発酵フード〉を紹介しています!

気になる発酵フードがあれば、ぜひぜひお試しいただけたらうれしいです。

大豆をまったく使わない! 甘み豊かな「麦味噌」

今回ご紹介したいのは、愛媛県・宇和島でつくられている井伊商店の「麦味噌」
麦みそというのは、麦こうじを使ったみそのことで、九州や山口、愛媛などで主に食べられているものです。

通常、麦みそは麦で作った「麦こうじ」と「大豆」、「塩」でつくるのが一般的。

ただ、これは大豆を使わず、「麦」と「塩」だけでつくられているんです!
麦を使ったこうじ「麦こうじ」と塩を木おけで仕込み、温度管理などせず自然にまかせてつくられる天然醸造のこの麦みそ。甘みがたっぷりで、風味も豊かなんです。
まずはそのままなめて、麦みその風味を味わってみて!

香味野菜と相性抜群!

香りのよい麦みそは野菜スティックにつけてもおいしいですよ。
甘みが香味野菜にもマッチするので、セロリやみょうがにもよく合います。
特にみょうがは、暑くなってきたこの時期におすすめ! 清涼感ある味わいと麦味噌の甘みがぴったりです。

もちろんみそ汁にも◎。具は、玉ねぎやにんじんなどを入れると、麦みその甘みがより深く感じられます。焼きのりを加えても風味が増しておいしいですよ。

しょっぱくないからいろいろ使える「麦味噌」

麦みそは塩味が強くなく、甘みが豊か。先ほどご紹介したようにそのまま野菜につけたり、ご飯にのせたり、幅広く使うことができます。

なかでも私のイチオシは、きゅうりにみそをもみ込んでお刺し身と食べること!

『鯛の麦みそきゅうり添え』の作り方

きゅうりを小口切りにして麦みそをもみ込み、10分ほどおいたらしっかり絞ります。鯛の刺し身と合わせて盛り、仕上げにゆずの皮を刻んで散らしてでき上がり!

みそのやわらかな塩けと甘み、きゅうりのパリパリ食感が鯛の淡泊な味わいによく合います。仕上げのゆずも全体を香り高く仕上げてくれますよ。

井伊商店がある宇和島は鯛も有名。その鯛と麦みそは相性抜群なはずですよね〜。ほかにも、サーモンやたこ、いかなどと合わせてもおいしいです!

ぜひお試しくださいね。


さて、最後までお読みいただき、ありがとうございました!
次回は6月22日更新の予定です。また次回も楽しみにしていただけたらと思います。

今回紹介した発酵フード

『麦味噌』/井伊商店
https://iimiso.com/


榎本美沙さん榎本美沙
料理家・発酵マイスター。発酵食品、旬の野菜を使ったシンプルなレシピが好評で、テレビ、雑誌や書籍へのレシピ提供、イベント出演などを行う。オンライン教室「榎本美沙の料理教室」主宰。 YouTubeチャンネル「榎本美沙の季節料理」、 Instagram(@misa_enomoto)も人気。最新刊『二十四節気の心地よい料理と暮らし』(グラフィック社)が好評発売中。その他の著書に『ゆる発酵』(小社)、『発酵あんことおやつ』(主婦と生活社)、『榎本美沙の発酵つくりおき』(家の光協会)など。


最新刊『榎本美沙のひと晩発酵調味料』(主婦と生活社)が好評発売中!
過去の連載はこちら>>

写真・文/榎本美沙

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