年末年始のごちそうに、チャーシュウを作る人も多いのでは。そこでおすすめレシピを聞いてみたのは、人気料理家の藤井恵さん。
「『はちみつ黒こしょう焼き豚』は
すべて同量の配合のたれに漬けて焼くだけのレシピですが、30年以上作りつづける定番。家族はもちろん、帰省先の親戚一同からリクエストされるほど大人気です(笑)」とのこと。
そんなすごいチャーシュウは、
はちみつのこくのある甘辛味に、たっぷりの黒こしょうを入れたあとを引く味わい。編集部員も作ってみたところ、癖になる味で、毎年リクエストしたくなるのも納得のおいしさなんです! ぜひ作って欲しいのでレシピを紹介します。
『はちみつ黒こしょう焼き豚』のレシピ
●材料(作りやすい分量)豚肩ロースかたまり肉(たこ糸を巻いたもの)……1本(500~600g)
〈a〉
しょうが汁……大さじ3
酒……大さじ3
しょうゆ……大さじ3
はちみつ……大さじ3
粗びき黒こしょう……大さじ1/2
春菊……1/2わ(約100g)
ねぎ……1/2本
粗びき黒こしょう……適宜
※肉を倍量で作る場合は、〈A〉を倍にして作り方(2)の焼き時間を10分のばして。
●作り方
(1)ポリ袋にAを入れてもみ混ぜ、豚肉を入れてさらにもむ。空気を抜き、ぴっちりと口を閉じる。冷蔵庫で1~2晩(8~48時間)置く。
(2)(1)を焼く1時間前に冷蔵庫から出す。オーブンを180℃に温めはじめる。天板にオーブン用シートとアルミホイルを順に敷く。焼き網をのせ、豚肉の汁けをきってのせる(漬け汁は小鍋に移す)。180℃のオーブンで40~50分焼く。肉に竹串を刺し、透明な肉汁が出れば焼き上がり。アルミホイルで包み、15分ほどおく。粗びき黒こしょうをたっぷりとふる。
保存の目安:ラップで包み、冷蔵で4日ほど。
食べるときは……漬け汁の小鍋を中火にかけ、とろみがつくまで煮つめる。春菊は葉を摘み、茎は斜め薄切りにする。ねぎは縦半分に切り斜め薄切りにする。焼き豚を切って野菜を添え、たれをかけて。
煮つめた甘辛いたれをからめてほおばれば、至福のおいしさ! 翌日を楽しみに早めに仕込んでおくと、しみしみ&絶品のチャーシュウが作れますよ。一度作って、そのおいしさに感動してください♪
(
『2021 オレンジページCooking 冬』より)
教えてくれたのは
藤井恵さん

料理研究家・管理栄養士。身近な材料で発見がある、料理をする気持ちを盛り上げてくれるレシピにファンが多い。野菜やたんぱく質たっぷりでバランスのとれた提案は、健康面でも信頼が厚い。『料理研究家・藤井 恵 おいしくてからだが整う、傑作レシピ選』が絶賛発売中。
関連記事藤井恵さんの伝説レシピ「豚バラとキャベツのもつ鍋風鍋」見惚れる照り!「巻かない鶏チャーシュウ」をフライパンで。【レシピあり】簡単&最高おつまみ『豚バラのねぎ塩焼き』のレシピ