『オレンジページ』の読者のなかから「ほぼ」1000人を抽出し、それぞれの暮らし事情を聞いてみました。
今回は、原材料の高騰や円安の影響などにより、未曽有の値上げラッシュが続く昨今、
みんなはどんな対策をしているのか?
効果的な節約方法ってなに? など、なかなか面と向かってはきけないお金のことを調べました!
※2022年10月オレンジページ調べ 対象:国内在住の成人女性(回答数1023件)
みんなのお金事情2022
●何でもかんでも値上げ。食料品と光熱費、なんとかして!
値上げの影響を感じやすいのはダントツで食料品。
「週1で同じものを買っているが、支払額が6000 円前後から8000 円前後に上がった」(50 代・るみん)、
「いつものアイスコーヒー、1ℓ入りが720㎖に。ボトル細!」(60 代・うさぎ)のように、支払額の増加はもちろん、容量が減ったことで物価高を実感している人も多数。2位の光熱費は、
「一人暮らしですが、在宅ワークでエアコンをつけると電気代が1万円近くに」(30代・まるやまひとみ)など、電気代アップが家計を直撃しているようです!
●ただ今絶賛「節約中」!みんなが削っている費目は?当然、
節約を意識している人は89.7%とかなりの数字に。節約したい費目の1 位は
食料品70.8%、2 位は
光熱費 63.2%で、値上げが気になる品目の上位と同じ顔ぶれ。3 位以下はお酒・お菓子などの
嗜好品52.3%、
外食費(テイクアウト含む)49.3%が続き、生活必需品ではなく、ちょっとした楽しみの部分を泣く泣く我慢している人が多いのかも。
●家計管理、ざっくりタイプ、コツコツタイプ、あなたはどっち?
節約意識の高さに反して、しっかり家計管理をしている
きっちりタイプは10.8%止まりで、
ざっくりタイプが約40%を占めています。こんな時期だから、きっちりタイプや節約大好きコツコツタイプが多いと思いきや、意外な結果になんだかホッとする!? 家計簿などで家計管理をしていない人も38.6%いました。
●みんなどうしてる? 支出を減らす工夫あれこれ「割引品を購入し、ポイント10 倍のセール日にまとめ買い」(30 代・きつねはねつき)や、
「なるべく自炊する、水筒やお弁当を持っていく、服は本当に必要か自問自答して買う」(30代・るー)
「こまめに電気を消したり、プラグを抜いたりしています」(40代・コタアキトラ)など、無理なく続けられることをしている人が多数。なかには、
「商品に貼ってある栄養表示などのシールをきれいにはがし、コロコロの代わりに使う」(50 代・パピプペポップコーン)など、アイディア賞ものの節約術を実践している人も!
●ずばり発表! 1 カ月の食費は3人家族で3万~5万円が最多全体では
3万~5万円未満がもっとも多い結果に。これを、家族の人数別に集計すると、3 人家族では3万~5万円、4人家族では5万~8万円という回答がもっとも多い金額帯となりました。とはいえ、金額は年齢や生活スタイルによって変わるもの。「ウチの食費は多すぎ!?」のように、一喜一憂するのではなく、
ひとつの目安として参考にしてみて。
気になるけれどなかなか面と向かっては質問しにくいお金事情、みなさんがどのように家計をやりくりしているのか垣間見ることができました。懐が厳しい昨今、そして年末年始を迎えますが、前向きに節約生活を楽しんでいきましょう!
(
『オレンジページ』12月2日号より)
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