私たちの口の中には、約700種類、1000億個以上ともいわれる細菌の集合体があります。これは「
口内フローラ」と呼ばれますが、善玉菌(日和見菌)と悪玉菌のバランスが、9:1となるのが理想なのだそう。

歯科衛生士で歯科医療コンサルタントの北原文子先生によると、このバランスが乱れることで、口臭や虫歯、歯周病などのトラブルを引き起こすのだとか。
なかでも
口臭やネバネバ唾液は「口内フローラ」が乱れているサイン! 悪玉菌が歯に付着してネバネバとしたぬめり成分をつくり出すため、悪玉菌が優勢になるほど、口臭もネバつきも強くなるのだそう。
そこで、北原先生がおすすめする習慣が、「歯ぐきマッサージ」と「舌回し運動」です。これらは唾液腺を刺激して、唾液の分泌がスムーズになるもの。さっそく見てみましょう!
唾液量を増やす「歯ぐきマッサージ」

柔らかめの歯ブラシ、または人さし指を水でぬらし、歯ぐき全体を円を描くようにやさしくマッサージする。歯ぐきマッサージ専用のジェルを使うのも◎。
唾液量を増やす「舌回し運動」

口を閉じ、歯ぐきの表面をなぞるように舌を口の中でぐるりと一周させる。右回りと左回り、それぞれ20回ずつが目安。小顔効果&ほうれい線予防効果もあり!
いかがでしたか?
どちらも歯みがきのついでや、思いたったときにできる手軽さですよね。口臭に悩む人、「口内フローラ」を意識してコツコツと続けてみてください!
(
『オレンジページ』2022年11月17日号より)
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