すっかり夏本番、うだるようにあっついですね……。ここまで亜熱帯な気候が続くと気分はもう南国。アジアンな料理が食べたくなるのは必然と言っても過言ではないでしょう。
今回は、台湾のソウルフード「魯肉飯」の具材をうどんと合わせた
「魯肉麺」をご紹介。
見覚えのない字面でインパクトは抜群。若干しり込みしてしまいそうですが、考えてもみてください。麻婆ラーメン、カレーうどん、オムそば……。そう、ご飯がすすむおかずだったら、麺に合わないはずないんですよ……(ニヤァリ)。
醤油で甘辛~く煮た豚バラ肉は、正義!王道!大正解! 五香粉(ウーシャンフェン)のスパイシーな香りがさらに食欲を刺激します。
さてさて、では気になるレシピを見てみましょう。
材料(2人分)稲庭うどん(乾麺)……160g
豚バラ薄切り肉……300g
ゆで卵……2個
ねぎのみじん切り……1/2本分(約50g)
水菜……1株
紹興酒(なければ酒)……大さじ3
〈A〉
オイスターソース……大さじ2
しょうゆ……大さじ1
水……3/4カップ
五香粉
※ ……小さじ1/2 ~ 1
塩
こしょう
サラダ油
砂糖
※花椒、クローブ、シナモンと八角などを混ぜ合わせたミックススパイス。エキゾチックな甘い香りで、これを加えると一気に現地の味に近づく。塩と混ぜて、揚げもののつけ塩などにするのもおすすめ。【作り方】(1)
水菜は根元を切り、ざく切りにする。豚肉は幅5mmに切り、塩、こしょう各少々をふる。
(2)
フライパンにサラダ油小さじ2を弱めの中火で熱し、ねぎを入れて3 分ほど炒める。中火にして豚肉を加え、出てきた脂をざっと拭き取りながら、2 分ほど炒める。砂糖大さじ1/2をふり入れて1~2 分さわらずに焼き、少し焦げてきたら紹興酒をふってさっと炒める。Aとゆで卵を加え、ふたを少しずらしてのせ、ときどき卵に煮汁をかけながら7~8分煮る。五香粉とこしょう少々を加えてさっと混ぜ、火を止める。
(3)
鍋にたっぷりの湯を沸かし、麺を袋の表示どおりにゆでる。ざるにあけて流水でぬめりを取り、水けをざっときって器に盛る。ゆで卵を半分に切る。(2)を温めなおして汁ごと麺にのせ、ゆで卵と水菜を添える。
以上、完成!
豚バラもブロック肉ではなく薄切りだから、煮る時間も10分未満でOKとなんとも夏のキッチン事情に優しいレシピ。このご時世、なかなか訪れられない異国の味を、自宅で堪能してみてはいかがでしょうか?
(
『オレンジページ』2022年8/2号より)
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