この時期、煮込み料理のような体の芯から温まるものが恋しくなりますよね。煮込みといえば、じっくり加熱することで味がしみたり、とろとろになるイメージで、平日はあきらめていた人も多いのでは?
今回は煮込み時間10分でも極上のおいしさになる、ハッシュドビーフを紹介。
ポイントは2つ。1つ目は肉と野菜、ともに火が通りやすいものを選んだり、火が通りやすい切り方にすること。2つ目は小麦粉の使い方。
この2つを抑えれば、短時間で味がしみるうえに、長時間煮込んだようなとろとろの煮汁に近づけることができますよ!
『ハッシュドビーフ』のレシピ
材料(2~3人分)
牛こま切れ肉……250g
玉ねぎ……1/2個(約100g)
しめじ……大1パック(約150g)
赤ワイン……大さじ5(75㎖)
〈煮汁〉
水……1/2カップ
ドミグラスソース缶詰(290g)……1缶
ローリエ……1枚
ウスターソース……大さじ1/2
塩……小さじ1/2
温かいご飯……どんぶり2杯分(約400g)
塩
こしょう
小麦粉
オリーブオイル
作り方
(1)材料の下ごしらえをする
玉ねぎは縦に薄切りにする。しめじは石づきを切ってほぐす。牛肉は塩少々、こしょう少々をふり、小麦粉大さじ1を全体にまぶす。
POINT:これでとろとろ!肉に粉をまぶしてから炒めると、薄切り肉も堅くならず、煮汁と合わさったときにとろみやこくが出ます。
(2)肉と野菜を炒めるフライパンにオリーブオイル大さじ1/2を中火で熱して玉ねぎを入れ、かるく色づくまで5分ほど炒める。オリーブオイル大さじ1/2をたして牛肉を加え、肉の色が変わるまで2分ほど炒め合わせる。しめじを加え、全体に油が回るまで炒める。赤ワインを加え、1分ほど煮つめる。
POINT赤ワインは煮汁より先に入れ、しっかり煮つめることで、味に深みが出ます。
(3)煮汁を加えて煮る煮汁の材料を加えて混ぜる。煮立ったら弱めの中火にし、ときどき混ぜながらかるくとろみがつくまで、3分ほど煮る。温かいご飯とともに器に盛る。
POINT煮汁にウスターソースを加えることで、こくのある味わいに!
玉ねぎは最初によく炒め、甘さを引き出すのもおいしさのコツです。へとへとな日も、短時間でこんなにおいしい煮込みが食べられると思ったら頑張れそう!