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50代からでも間に合う老後資金対策と、投資と預貯金のベストバランス

2024.04.23

多くの人が不安に思う「老後資金」。貯めなければいけないのは分かっていても、生活費、住居費、教育費…となかなか思うようにお金が貯まらない、という人も多いのでは?
もしも「自分はもう50代だから、今更投資を始めても……」と思っている方がいたとしたら、それは大間違い! 人生100年時代。投資は50代から始めても遅くはないのです。

どの年代でもNISAを中心になるべく早くスタートして長期投資を!

開始年齢が後ろになれば、運用期間は短くなります。貯金額や収入にもよりますが、運用期間が短い分、なるべく速いスピードで運用元本を積み立てていく必要があります。遅い年齢でスタートした場合は、可能な限り「積み立ての金額を多くする」ことが理想です。例えば資産形成のメインが貯金という人は、貯金の一部を投資に回すという形での対策をおすすめします。

どのくらい「投資」に回せばいい?

「だったら、今持っている貯金を全部投資に回したほうがいいのでは?」
焦ってそう思う人もいるかもしれませんが、それは危険です。生活費だけでなく「万が一のために自由にできるお金」というのも安心して暮らすためには必要なもの。
自由になる口座と、そうでない口座に振り分ける金額の目安はこちら。

◉普段使うお金……生活費の1・5ヶ月分。
月に30万円使っていれば、念のため45万円はすぐ引き出せる預貯金か現金で確保しておきましょう。
◉念のためのお金……少なくとも生活費の半年分。
生活費が30万円だったら30×6ヶ月で180万円を、普段使う口座とは別の口座に入れます。これは万が一ケガや病気で働けなくなったりした場合の「生活防衛資金」。もし半年分で不安なら、1年分準備してもOKです。子供の進学費用や住宅購入のための頭金などは、これとはまた別に蓄えておきましょう。

つまり、生活費が月に30万円のご家庭なら7.5ヶ月分、225万円が最低限口座に入れておきたい預貯金の金額となります。
投資を始めるときは、この「生活費の7.5ヶ月分」があるかどうかを確認しましょう。貯金が足りないという人は、投資よりも先にまずは「生活費の7.5ヶ月分」を貯めることからスタート!
ただ、貯めるまで何年もかかりそう……という人は貯金に回せる金額の一部、数千円でもいいので投資資金に回し、貯金と投資を併走させるのも方法の一つ。その中で、少しずつ「投資」に回すお金を増やしていきましょう。

老後資金を貯めるために投資を始めようと思っているかたがいたら、「生活費の7.5ヶ月分の預貯金」以外を投資に回すというルールを覚えておいて。

教えてくれたのは……

横山光昭さん


家計再生コンサルタント。株式会社マイエフピー代表。2001年から家計専門に活動。家計相談はこれまでに2万6000件を超え、机上ではなく”現場”にこだわるファイナンシャルプランナーとして活動。著書はシリーズで90万部を超える『はじめての人のための3000円投資生活』(アスコム)や『年収200万円からの貯金生活宣言』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など、著作は174冊、累計390万部となる。

(オレンジページ刊『1000人の「そこが知りたい!」を集めました 老後のお金、本当に足りますか?』より抜粋・一部改変)


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監修/家計再生コンサルタント 横山光昭 イラスト/新里碧 文/編集部・菊地

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