水の備蓄は1人1日3Lが基本!防災のプロが教える家中の分散収納テク
9月1日は防災の日!災害時のライフライン停止で、最も困るのが「水の確保」です。命や生活を守るためには「1日1人3ℓ×10日分」の備蓄がベストとされていますが、「どこに置けばいい?」「重くて運べないかも……」と不安になりますよね。
今回は、<防災のプロ>辻直美さんに、効率的な分散収納テクニックから給水車からの持ち運びテク、災害直後の水の使い方まで分かりやすく教えていただきました。
水が飲めない!

3ℓ×10日×家族の人数分の水を備えておくのがベスト
1日1人分3ℓのうち、飲食用が2ℓ、生活用水が1ℓです。小さな子どもや介護が必要な高齢者がいる家庭の場合は、これ以上の備えが必要に。3ℓ×10日×家族分の水のペットボトルを、キッチンやリビング、寝室などの収納スペースに分散して備蓄しておきましょう。
また自治体などの給水車から水を運ぶ際は、リュック+45ℓのゴミ袋を使うのがおすすめ。リュックの中に45ℓのゴミ袋を二重に設置して、ゴミ袋の容量の半分程度の水を注ぎ、袋の口を玉結びに。ポリタンクだと非常に重くなり運ぶのが困難になる可能性が高く、リュックを背負うほうがスムーズに運べます。
災害直後、まだ家の水が出る場合はどうする?

災害発生直後に蛇口をひねって水が出る場合、ペットボトルや大きな鍋を活用してできるだけ水をためておくべき。ただし、地震の揺れによって配管が損傷していると、さびやほこり、虫などが混入している可能性があるため、飲食用に使わず生活用水として使いましょう。
災害直後に溜めた水は生活用水に回すなど、正しい知識を持っておくことが自分や家族を守る鍵になります。重い水もリュックを使えばスムーズに運びやすくなるので、ぜひ防災セットの中に大きめのゴミ袋を忍ばせておきましょう!

国際災害レスキューナース。阪神・淡路大震災を経験したのを機に災害医療に目覚める。被災地での過酷な経験をもとに、本当に使える防災術を講義や講演、メディアなどで精力的に発信中。著書に『レスキューナースが教える 最強版プチプラ防災』(扶桑社)など。
(『オレンジページ2026年9月2日号』より)
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監修/辻 直美 イラスト/てぶくろ星人 取材・原文/佐々木紀子 文/こうらえりこ









