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真夏の停電でエアコンが停止したら?レスキューナースが教える熱中症対策

地震や台風、局所的な豪雨などでも起こりうるのが停電。35度を超える酷暑日にもしもエアコンが使えなくなったときはどうする? そんな状況を乗り切るために必要なリアル防災術を、防災のプロ、辻直美さんに教えてもらいました。

エアコンが使えなくなってしまったら…

首、わき、そけい部などを冷やすのが効果的

瞬間冷却パックや保冷剤を首もと、わきの下、そけい部など大きな血管が通っている部分に当てて冷やすのが◎。「手のひらには動脈と静脈をつなぎ体温調節を担うAVA血管が通っているので、冷たいペットボトルを握ることで体温を下げることができます。ふだんから水を八分目まで入れたペットボトルを凍らせて、冷凍庫に常備しておくのがおすすめ。非常時には飲料水になります」。

冬の防寒対策はどうする?

重ね着する順番がカギ!

寒い冬でも無意識のうちにかいている汗。乾かないままだと体が冷えてしまうので、肌に直接触れる下着は綿ではなく、速乾性の高いポリエステルなど化学繊維のものを選びましょう。その上に綿→ウール→レインコートやゴミ袋などの空気を通さない素材を重ね着することで、暖まった空気が外に逃げにくくなります。首にはマフラーやタオルを巻き、足もとが冷えないよう靴下を重ねばきすることも忘れずに。防災リュックを用意しているかたは、季節に合わせて防災リュックの中身の見直しもしましょう。

昨今は、いつでもどこにでもおこりうる自然災害。水や食糧だけでなく、気温などに合わせた対策もやっておくと安心です。

教えてくれたのは……辻 直美さん

国際災害レスキューナース。阪神・淡路大震災を経験したのを機に災害医療に目覚める。被災地での過酷な経験をもとに、本当に使える防災術を講義や講演、メディアなどで精力的に発信中。著書に『レスキューナースが教える 最強版プチプラ防災』(扶桑社)など。

『オレンジページ』2026年9月2日号より)

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監修/辻 直美 イラスト/てぶくろ星人 原文/佐々木紀子 文/編集部・冨田