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まだまだ暑い新学期のお弁当、ちくわとフルーツは「そのまま」入れないで/食中毒予防

新学期が始まって、お弁当作りが再スタートしたご家庭も多いはず。とはいえ、まだまだ暑さが残るこの時期は、やっぱり食中毒が心配ですよね。

手軽で人気の「ちくわ」や「フルーツ」も、実は要注意食材。お弁当に入れるときに気をつけたいポイントがあるんです!

「ちくわ」は、そのまま入れてもいい?

冷蔵保存が必要なものを未加熱で使うのはNG!

ちくわやハムは製造過程で加熱処理されているからか、 そのままお弁当に入れてよいと考えている人が 多いよう。しかし、どちらも保存方法は要冷蔵。未加熱でお弁当に入れると、温度差で菌が発生しやすくなります。

【対策ポイント】

加熱してから使うか加熱不要の食品で代用

要冷蔵の食品は加熱するのが鉄則です。サンドイッチ に使うことが多いハムも、夏はツナ缶に替えるのが無難。その際、ツナの汁けはしっかり絞り、レタスやきゅうりなど水けの出る生野菜は使わないのがベターです。

フルーツは冷やしておかずの隣に詰めていい?

フルーツは水分が出やすくおかずにしみやすいため注意

水分の多いフルーツは、しっかり冷やして入れたとしても、温度が上がると汁けがしみ出しやすいのが難点。彩りがいいのでおかずの横に添えたくなりますが 、夏は別の容器に分けたほうが安心です。

ちょっとした工夫で、気になる食材も安心に。毎日のお弁当が、いつもおいしく楽しめますように!

教えてくれたのは…野上優佳子さん

料理家、弁当コンサルタント。35年以上お弁当を作りつづけた経験に基づき、実用性と汎用性の高いレシピを数多く発信、好評を得ている。お弁当の食中毒対策にも詳しい。著書に『 学童弁当 月~金の5日間×6週間、30日分のマラソンレシピ』(小学館クリエイティブ)など多数。

『オレンジページ』2025年7月17日号より)

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監修/野上優佳子 イラスト/ナカオ テッペイ 原文/池田 泉 文/池田なるみ