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お弁当の「繰り返し使えるカップ」じつは汚れが残っているかも?夏の食中毒に要注意!

お弁当の仕切りに、洗って繰り返し使えるシリコン製の小分けカップ。経済的でごみも減るので、愛用している方も多いのではないでしょうか。しかし、しっかり洗えていないと、食中毒の原因になることも……!

特に夏は、お弁当の食中毒リスクが高まるので要注意。この記事では、その原因と正しい対策についてご紹介します。

カップの底面や溝の洗い残しが菌の温床に

繰り返し使えるシリコン製の小分けカップは、何度も使えるという大きなメリットがある一方で、カップの底面や側面の溝に付着した油汚れが落ちにくいというデメリットが。わずかな洗い残しが発生しがちで、残った汚れから菌が増殖してしまうことがあります。

夏だけでも「使い捨て」に切り替えを

食中毒のリスクを減らすため、特に食中毒のリスクが高まる夏だけでも、使い捨てタイプにするのが安心です。余分な汁けや油を吸い取るタイプだとより効果的。

小分けカップがないときは、オーブン用シートを折って代用してもOKです。

少しの工夫で「うっかりいたみ」は防ぐことができます。夏のお弁当を安全に、そしておいしく楽しみましょう。

教えてくれたのは……野上優佳子さん

料理家、弁当コンサルタント。35年以上お弁当を作りつづけた経験に基づき、実用性と汎用性の高いレシピを数多く発信、好評を得ている。お弁当の食中毒対策にも詳しい。著書に『学童弁当 月~金の5日間×6週間、30日分のマラソンレシピ』(小学館クリエイティブ)など多数。

『オレンジページ』2025年7月17日号より)

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監修/野上優佳子 イラスト/ナカオテッペイ 原文/池田 泉 文/編集部・吉藤