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【食べて紫外線対策】今日からできる。シミ・シワの原因「肌サビ」を予防するメニューとは

紫外線を浴びると、肌が酸化する〈肌サビ〉の原因に。
日焼け止めや帽子、日傘など外側のケアは万全でも、内側からの対策、できていますか?

今回は、皮膚科医・小林智子先生に、肌サビを防ぐ食べ物について教えていただきました。

ビタミンA・C・Eが豊富な食べ物で活性酸素を減らす

緑黄色野菜やフルーツに多いビタミンA・C・Eは、細胞の酸化を防ぐ抗酸化作用にすぐれた栄養素。毎日の献立に積極的に取り入れましょう。

おすすめは、ビタミンCが豊富で生でも食べられるパプリカや、ビタミンA(βーカロテン)が多くさまざまな料理に使えるにんじん、ビタミンC・Eを多く含むブルーベリーやラズベリーなど。ベリー類は通年手に入りやすい冷凍でOK。ヨーグルトやスムージーに混ぜれば手軽にとることができます。

POINT
ビタミンCは水溶性で体内にとどまる時間が短いため、一日3食でこまめにとるのがいいそう!

β-カロテンは加工すると吸収率がアップ

緑黄色野菜の色素であるβ-カロテン。体内でビタミンAに変わり抗酸化力を発揮しますが、じつは加工したほうが体への吸収率がいいそう。

トマトに多く含まれる抗酸化成分のリコペンにも同様の性質があるので、肌サビ対策には野菜ジュースやトマトジュースもグッド。

肌を守るには、外側と内側、どちらのケアも大切。

ちょっとした食材選びから、肌をいたわる習慣を始めてみてくださいね。

教えてくれたのは……小林智子先生

こばとも皮膚科院長。皮膚科専門医、医学博士、同志社大学アンチエイジングセンター研究員。長年にわたる肌の老化や糖化の研究で得た医学的知見をもとに、食事と皮膚の健康に関するレシピや情報を発信。YouTubeチャンネル「こばとも先生のスキンアカデミー」もわかりやすいと好評。

『オレンジページ』2025年5月17日号より)

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監修/小林智子 イラスト/二階堂ちはる 原文/池田 泉  文/池田なるみ