
〈塩分0.1g〉でもちゃんとおいしい。減塩の強~い味方「基本の合わせだし」のとり方

塩を減らしても、がまんせずにおいしく食べたい。そんな願いに応えてくれるのが、香りとうまみがぎゅっと詰まった〈手作りだし〉です。
なんと、塩分は100mlでわずか0.1g。今回は、『基本の合わせだし』と、『1人分の少量だし』のとり方をご紹介。汁ものからおかずまで、塩分控えめでも驚くほどの満足感が味わえますよ。
『かつお節と昆布の合わせだし』のレシピ
うまみと香りが濃厚な基本だし。多めにとっておくと、汁ものからおかずまで万能に使えます。
材料(作りやすい分量)
かつお節……40g
昆布……10g(15㎝×2枚)
水……1.5リットル
作り方

(1)昆布に汚れがある場合は、堅く絞ったぬれぶきんでさっと払う。鍋に水と昆布を入れ、昆布がもどるまで30分以上つける。

(2)(1)の鍋を弱火にかけて、沸騰直前で昆布を引き上げる。

(3)沸騰したらかつお節を加え、再び煮立ったら火を止める。

(4)ざるにあけてこし、絞らずにそのまま汁が落ちきるまでおく。
保存期間
冷蔵で2日、冬は3日。冷凍で2週間。
ひとり分も簡単!『少量かつおだし』のレシピ
少量だけ必要なときに役立つ、簡単なだしのとり方を覚えておきましょう。
材料と作り方(作りやすい分量)

(1)ざるにかつお節5gを入れてボールに重ね、熱湯1カップに注ぐ。

(2)ふたをして2~3分おき、蒸らす。

(3)ざるごと引き上げる。
だしは製氷皿で冷凍保存を!
だしはできるだけ早く使うのが理想ですが、すぐに使いきれないときには保存を。
冷蔵なら香りがどばないように密閉容器に入れて。冷凍は製氷皿で凍らせてから保存袋に入れると、少量ずつ使えて便利です。
だしの香りとやさしいうまみがあれば、減塩ごはんも自然とおいしく。
冷凍保存もできるので、毎日の食事に手作りのひと工夫を添えてみてください。
監修・料理/牧野直子 撮影/南雲保夫 文/池田なるみ